HASSELBLAD 500EL/M - 1970年発売 - 重戦車

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戦車の様な HASSELBLAD 500EL/M
戦車の様な HASSELBLAD 500EL/M
 HASSELBLAD 500EL/M は 500C/M の底にモータードライブを括り付けたモデルで、レリーズ後に電動で巻き上げされるのでファインダー映像も自動で復帰する利点がある。 先代の HASSELBLAD 500EL を改造したカメラがアポロ11号に使用され、人類初の月面着陸を記録した。 そんな歴史もあるので、宇宙ドキュメンタリーなどを通してカメラマニアでなくても知っている人がいるだろう。

HASSELBLAD 500EL/M

撮影モードセレクトダイヤルとレリーズスイッチモードレバー
500EL/Mの右側面
 HASSELBLAD 500EL/M はベースが 500C/M なので、レンズやファインダーやフィルムマガジンなどは全て500シリーズとして共通で、カメラに電源があることから絞りをモーターで動かす外測式自動絞り制御を搭載したレンズも発売されていた。 また、作動音が非常に喧しいカメラなので、撮影されるモデルにとっては撮られる快感を味わえ、撮影者は重戦車を操っている気分になれる。 男の子はカッコイイもの大好きなので、ついつい買っちゃうのよぉ。

製造年

 ちなみに、ハッセルは製造番号で製造年が判る事は他でも書いたが、この時代の 500EL/M は製造番号にあるアルファベットは3文字でブラックもクロームも「UPE」となっている。 製造年は先頭2文字なので、1973年製造だと判る。
アルファベット文字VHPICTURES
対応変換数字1234567890

撮影モード

カメラの右側面に撮影モードセレクトダイヤルがあり、以下の選択ができる。
モード カメラの撮影モード 撮影モードセレクトダイヤル
O Normal setting
シャッターを切った後にレリーズスイッチを放せば観音遮光扉閉・ミラーダウン・巻き上げ・シャッターチャージが行われる。 レンズシャッターの動作と連動していないので、レンズシャッターが1秒などの長秒時はレンズシャッターの動作が完了するまでレリーズスイッチを放してはいけない。
S Speed setting
このポジションにするとミラーアップするが、このポジションは維持されないで直ぐにOポジションに戻る。 レンズはシャッターが閉じた状態になり、カメラはミラーアップ・観音遮光扉開状態となる。 この状態でレリーズスイッチを押せば直ちにレンズシャッターが動作しタイムラグが短くなり、レリーズスイッチを放せば観音遮光扉閉・ミラーダウン・巻き上げ・シャッターチャージが行われる。
SR Speed Repeat setting
Sポジションを通過するのでミラーアップ状態となり、ポジションが維持される。 この状態でレリーズスイッチを押せばレンズシャッターが動作しタイムラグが短くなり、レリーズスイッチを放せば観音遮光扉閉・ミラーダウン・巻き上げ・シャッターチャージが行われた後に、再度ミラーアップして待機状態となる。 つまりSモードを連続させるモードである。
A Automatic setting
連続撮影モートだけど、カメラが壊れそうで怖くて使った事が無い。
AS Automatic Speed setting
ミラーアップさせる連続撮影モートだけど、壊れそうで怖くて使った事が無い。

また、右側面下側にはレリーズスイッチモード選択レバーがあり、以下の選択ができる。
モード レリーズスイッチのモード レリーズスイッチモードレバー
O Normal mode
通常のレリーズスイッチ状態で、普通に撮影できる。
L Lock mode
レリーズスイッチを電気的に無効にする。
T Time mode
Tにした瞬間にレリーズが開始され、レリーズスイッチが押されている場合と同じ状態を維持する。 長時間露出の時に有効で、カメラのソレノイド電流が流れないので露光中に電池の消耗が無い。 また、前面のレリーズボタンの代わりとしても使えるので、万が一レリーズスイッチを紛失した場合は❝T❞で代用する事が出来る。

電源システム

Ni-Cd電池と006Pアダプタ
Ni-Cd電池と006Pアダプタ
 電源は専用Ni-Cd電池で、既に供給が止まったいるし現存するバッテリーも使用不能状態だろう。 サードパーティー製の単4電池アダプターや006Pアダプターなどが販売されていたが、開放電圧が9Vの006Pアダプターを使用するとカメラが異常に元気に巻き上げるので壊れないか不安になる。 せいぜい7.5V程度の電圧で使った方が良いだろう。
AC電源パワーサプライ
AC電源パワーサプライ
 僕はもう 500EL/M で撮影なんてしないので、年に1度の動作チェックには純正のAC電源パワーサプライを使っていた。 パワーサプライの出力を受ける専用の電池室カバーに交換して使用するタイプで、充電器とは異なり大電流を流せる電源なので、カメラを動作させられのだ。
単三電池4を使う外部電池ホルダー
単三電池ホルダー
 でも、電池室カバーを交換するのも面倒なので、最近になって単三電池4本を使う外部電源ホルダーを使う事にした。 この電源ホルダーならカメラ右下のコネクタを使えるし、レリーズボタンも付いているので動作チェックには丁度良い。
 なお、カメラ底部の電池・モーターハウジング部にヒューズがあり、過電流などから保護する様になっている。 このヒューズを装着しなかったりヒューズが切れていたりするとカメラは動作しない。 ヒューズは 1.6アンペア 5x20 を使用するので、予備ヒューズを用意しておいた方が良い。 遮光用マガジンスライドを抜いてレリーズボタンを押してもソレノイド作動音がしなければヒューズが怪しいし、『カチョカチョ』とソレノイド作動音がしてもレリーズ動作しないならメカ的にジャムっている可能性がある。

レリーズスイッチ

丸型レリーズスイッチ と 角型レリーズスイッチ
レリーズスイッチ
 メカ的なレリーズボタンではなく、カメラ下部の電池・モーターハウジング部の前面にレリーズスイッチ用ジャックが設けられている。 このジャックに丸形レリーズスイッチか角型レリーズスイッチを装着する。 小型の丸形レリーズスイッチは上下どちらかの操作し易い方のジャックに装着すれば良く、角型レリーズスイッチは角度保持のために両方のジャックを使用する。
 なお、ハッセルのシステムはレリーズボタンを押すストロークがフィルムマガジンに伝わる様になっていて、フィルムマガジンに引きブタを入れたままではレリーズボタンを押せない様になっている。 だが、500EL/M のレリーズボタンは電気スイッチなので、レリーズボタン信号で電磁ソレノイドを動作させ、引きブタが無ければ電磁ソレノイドが最後まで動作する事で露光シーケンスが開始される様になっている。 引きブタが入っていると電磁ソレノイドの動作が阻止されて露光シーケンスが開始されない。 ちなみに、電磁ソレノイドのストローク(500Cではレリーズボタンを押すストローク)がフィルムマガジンに伝われば、フィルムマガジン側のシグナル窓が未露光の白色から露光済みの赤色に変わる様になっている。 巻き上げ動作によりシグナルは白色に変わる。

交換式ファインダー

ウクライナ製 Spot TTL Prism Finder
ウクライナ製ファインダー
 ファインダーは交換式で標準装備のウェストレベルファインダーの他にプリズムファインダーなども用意されていて、最新型までインターフェースが「ほぼ」同じだった。 プリズムファインダーを用いれば上下左右正像になるので使い易くはなる。 ウクライナ製のハッセルコピー機である「Kiev 88」シリーズ用の露出計が内蔵された「Spot TTL Prism Finder」などを装着すると重戦車感が増してカッコイイ。

 また、フォーカシングスクリーンが 500C/M と同様に交換でき、最新型のアキュートマットスクリーンに交換すれば明るいファインダーが実現できた。 なお、明るいスクリーンに交換した場合は露出計の調整を行う必要があるが、露出計のISO感度で補正しておくのが良いだろう。

交換式フィルムマガジン

70マガジンを装着
70マガジンを装着
 フィルムマガジンは120フィルム用と220フィルム用と長尺フィルム用があった。 120フィルムで6x6cm版を撮影する「A12」マガジンが一般的で、6x4.5cm版の「A16」マガジンや4x4cm版の「A16-S」マガジンを使う場合はファインダースクリーンにマスクを載せないと撮影範囲が判らない。
 長尺用の「70」マガジンは70mmフィルムを4.7mカートリッジに装填して6×6cm判を70駒撮影できる。 70マガジンなら重戦車感が増しそうで買ってみたけど実際に使った事は無い。💦 勿論、通常のA12やA24フィルムマガジンを装着するのが普通だけど、飾っておくならフィルムマガジン70の方が重戦車感が増してカッコイイ。 ただし、重心がかなり後ろになるのでレンズを装着しないと後ろに傾いてしまう。

ミラーボックス

下端が短いミラー
下端が短いミラー
 マウント側から眺めるとミラーが妙に上側に寄っている(実際には下側が無い)ことが判る。 これは回転軸固定の主ミラーとなったので、レンズ後端とのミラー先端との干渉を回避するためにミラーを長くできないのだ。 このため焦点距離が長いレンズ(正確には射出瞳位置が遠いレンズ)を装着するとミラー切れによりファインダー画面上側が暗くなる。 例えば、中望遠の Sonnar C 150mm F4 でもファインダー画面上部が少し暗くなる事に気が付くだろう。 古い HASSELBLAD 1000F はしゃくり上げミラーだったのに、後継機である 500C や 500EL からは簡素な回転軸固定ミラーになってしまった。 なお、500EL/M の後継機である 500ELX ではしゃくり上げ方式のミラーに改められ、望遠レンズを装着しても画面上部のケラレは改善されている。
 ちなみに、ZENZA BRONICA EC ではしゃくり上げミラーと下降ミラーとを組み合わせることで面積が大きなミラー面を実現していた。

Vマウント交換レンズ

Vマウント用 C レンズ 左から 50mm 60mm 80mm 150mm 120mm(カメラは500C)
Vマウント用 C レンズ
 ハッセルのレンズ交換には守らなければならない作法があり、作法を破ると壊す原因となる。 ハッセルVマウントシステムは回転軸でレンズと連動する方式で、噛合った回転軸がレンズシャッターをチャージし、レリーズにより軸が回転してシャッター閉⇒シャッター開⇒露光⇒シャッター閉までの一連の動作が進行する。 当然、この間にカメラ側ではミラーアップ・遮光観音扉開⇒露光⇒遮光観音扉閉の動作が進行する。
ボディー側マウント内の回転軸
マウント内の回転軸
 この様な複雑な動作を連動させるためには、カメラ側軸とレンズ側軸の位相が間違いなく合っている必要がある。 これを担保するため、レンズの脱着はカメラ側もレンズ側もチャージされた状態でなければ脱着出来ない構造になっていて、チャージされていない状態とかカメラとレンズの位相が異なる状態で無理やり脱着しようとすれば壊しちゃう事になる。
 また、外してあるレンズ側の軸が「ひょんな事」で回転(レリーズ動作)しちゃう事があり、これに気付かないで無理に装着しようとすると悲惨な事になる。 軸を回す専用棒が発売されていたけど、指の爪でグリグリ回してチャージしてやればレンズをカメラに装着出来る様になる...指の爪が割れるかもね。

レンズ側の回転軸ロックピン
ロックピン
 先に「ひょうんな事」と表現したのは、レンズの回転軸横にあるポッチが軸のロックピンになっていて、このピンを下へ引くとロックが解除されて軸が回転してしまうのだ。 カメラ側にはレンズのロックピンを下へ引く部材があり、レンズ装着完と同時にロックが解除されるのだけど、レンズの回転軸はカメラの回転軸で保持しているのでレリーズまで回転しちゃう事は無い。 レンズを外す際は、先に解除ピンが外れてロック状態になってから回転軸が外れる仕組みになっている。

LVロック式
LVロック式
 レンズシャッター方式なのでシャッターリングはレンズ側にあり、絞りリングとシャッターリングが並んでいる。 通常状態では両リングが連結されていて、両設定とも連動変化するLVロック方式になっている。 絞りリングのノブをカメラ側に引けばロックがフリーになって絞りリングを単独で変更できる。 あるいは、ノブを引いてシャッターリング側を回しても良い。 ノブを離せばLVロックされる。 この仕様はLV値を表示する露出計では便利だけど、僕にとっては不便な操作性だった。 その後のFシリーズレンズではデフォルトでフリーになっていて、ボタンを押せばLVロックされる方が僕の好みだった。

 先にも書いたが、カメラに電源があることから絞りをモーターで動かす外測式自動絞り制御を搭載したレンズも発売されていた。 今では中古市場で殆ど見かける事は無いけど、制御部の外装がプラスチックだったので、劣化して壊れている物が殆どだ。

 クロームボディーにはシルバーレンズが似合うけど、ブラックボディにはやっぱりブラックレンズが欲しいかなぁ...最近、ハッセルVマウントの中古レンズは高額過ぎて買えないのは何故なんだ? 30年前に買っておけば良かったと後悔している。

Carl Zeiss Distagon C 50mm F4

Carl Zeiss Distagon C 50mm F4 絞り:F4
絞り:F4
 135換算で27mm相当の広角レンズだけど、正方画面だと広角感が乏しいと感じてしまう。 描写としては普通に写るレンズだけど二線ボケ気味なのと画面周辺が流れ気味なので、中景~遠景撮影ではF8程度まで絞って撮影した方が良い。 周辺グルグル感とかを気にしなければ絞り開放で太陽を木の葉の陰に入れ込んだ滲み具合は絶妙だと思う。
 重いレンズなので装着するとフロントヘビーになるので構え難いし、長めのシルバー鏡筒はちょっと擦っただけでも傷が目立つのが困りものだ。 また、最短撮影距離は0.47mなので近接撮影能力は高くないので広角らしいぐぐっと寄った写真は撮れないし、焦点距離が50mmなのでF4でも背景がそれなりにボケてくれる事から、広角らしくない写真になる事が多い。
(期限切れで腐ったモノクロフィルムなのでサンプル写真が妙です💦)

Carl Zeiss Distagon C 60mm F4

Carl Zeiss Distagon C 60mm F4 絞り:F8
絞り:F8
 Vマウントの60mmとしては2代目のレンズで、初代はF5.6だったので1段明るくなった。 鏡筒は初代のF5.6レンズと殆ど同じで、製造本数は1500本とも2ロット生産のみとも言われているけど、滅多に見かけない事は確かだ。 135換算で33mm相当の準広角レンズなので使い易いし、Distagon C 50mm F4 より軽くて短いので取り回しが良い。 なお、このレンズの構成図はネットを探しても見つからない。
 絞れば意外にシャープな描写だしボケも素直で優秀なレンズだと思う。 やはり、最短撮影距離が0.55mと寄れないのがイマイチだけど、デザイン的に最も好きなVマウント用 C レンズだ。 特に HASSELBLAD  500EL/M 20 Years in Space に装着した容姿はすこぶるカッコ良い。
 ちなみに、シャッター速度値目盛を含む全ての標示文字がプリントではなく、ちゃんとした刻印・墨入れなのでカスレにくいし、カスレても墨入れすれば容易に復活させられる。 僕が持っている60mm以外のCレンズではシャッター速度値目盛がプリント板をネジ止めしてあるので、カスレたら厄介だ。
(期限切れで腐ったモノクロフィルムなのでサンプル写真が妙です💦)

Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8

Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 絞り:F2.8
絞り:F2.8
 ハッセルの標準レンズで、5群7枚構成の風変わりな拡張ダブルガウス型である。 開放では優しいソフトな描写で若干二線ボケの傾向かあるけど、一段絞るとスッキリした描写になる。 なんとなくトーンが豊かに撮れる印象で、空気感のある表現をしてくれるレンズだと思う。 最短撮影距離が0.9mなので、あまり寄れない事が残念だ。
 ごく初期に6枚構成のレンズが存在したらしく、詳細は知らないけどマニアの間ではレアものとして珍重されている。 また、シルバー鏡筒からT*黒鏡筒への変更の端境期にシルバー鏡筒なのにT*付きのレンズも存在したらしい。 多分、余剰パーツを有効利用したのだろう。
(期限切れで腐ったモノクロフィルムなのでサンプル写真が妙です💦)

Carl Zeiss S-Planar C 120mm F5.6

Carl Zeiss S-Planar C 120mm F5.6 絞り:F5.6
絞り:F5.6
 S-PlanarのSは特殊(Special?)レンズという意味らしく、マクロとは記載されていないけどマクロレンズに分類される。 絞りをF11に設定して撮影倍率が0.1~0.5倍の場合に描写性能が最良となる様に設計されているらしい。 でも、F11なら大抵のレンズは優れた描写性能を示すハズだ。
 このレンズはピント面がシャープな事もさることながら、開放値がF5.6なので絞り開放でも前後のボケがとても滑らかだ。 開放F値が暗い事を除けば撮影対象を選ばないレンズだと思う。
 なお、レンズ単体では0.18倍(0.95m)まで寄れるので他のレンズよりはマシだけど、マクロレンズとしては物足りない。 ちなみに、プロクサーを装着してもシャープな描写で、プロクサーレンズはC 120mm F5.6との組合せ専用に設計したんじゃなかと思わせる。
(期限切れで腐ったモノクロフィルムなのでサンプル写真が妙です💦)

Carl Zeiss Sonnar C 150mm F4

Carl Zeiss Sonnar C 150mm F4 絞り:F8
絞り:F8
 絞り開放からシャープに写る中望遠レンズで、ボケ味も悪くないので安心して使えるレンズだった。 ただ、背景を大きくボカそうとしたときに『F2.8だったらなぁ』と思う事が多かった。 また、他の交換レンズと同様に最短撮影距離が遠くて1.4mまでした寄れず、最大撮影倍率が135カメラ用レンズと同じであっても中版カメラでは被写体が広く写っちゃうので『全然、寄れない!』と感じる事になる。 撮影した写真をトリミングすればイイんだけど、それなら135カメラの方が便利だという事になっちゃう。 また、500C ではファインダー画面上側がミラー切れで暗くなるのも嫌な感じではあった。
(期限切れで腐ったモノクロフィルムなのでサンプル写真が妙です💦)

あとがき

手放した HASSELBLAD 500ELX と PME90
手放した500ELXとPME90
 モータードライブが付いた中版一眼レフカメラとして、当時は HASSELBLAD 500EL/M は唯一無二の存在で、500EL/M から 500 ELX(1984年発売)にモデルチェンジするまで14年間も販売され続けた。 その間に宇宙関連記念カメラなども限定販売され、アポロ神話と相まって欲しいカメラのひとつだった。
 ちなみに、HASSELBLAD 500ELX も持っていたけど、随分前に PME90 と共に手放してしまった...後悔...
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