24-240mm Convenient Zoom Lens | 24-240mm便利ズーム

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24-240mm Convenient Zoom Lens
キヤノンからRFマウントのRF24-240mm F4-6.3 IS USMが発売される。 キヤノンのミラーレスレンズは高性能なレンズばかりをリリースしているので、今度のレンズも素晴らしい性能なのだろうか?

僕はソニーのフルサイズミラーレスカメラSONY ILCE-7M2(α7Ⅱ) を買った時に、最初に便利ズームとしてFE 24-240mm F3.5-6.3 OSSを購入した。 ILCE-7M2と組み合わせて使うと、光学性能がイマイチな事に加えて、テレ端がF6.3と暗いのでテレ側ではAF性能が酷いものだった。
何度も手放そうと思ったが、その時点では24-105mmも無い時代だったので、我慢して使っていた。 ところが、ILCE-9を追加購入して、取材に使い始めると、その便利さに重宝していた。 ILCE-9のファームウェアがVersion3.0以降はAF精度も良くなったので、光学性能はさておき手放せないレンズとなったのだ。


仕様比較

最新の光学設計によるキヤノンのレンズが素晴らしい物なら、心が穏やかじゃない。 先ずはレンズの仕様を比べてみた。
Convenient Zoom Lens Specification Comparison
Maker
Model Name
SONY
FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS
CANON
RF24-240mm F4-6.3 IS USM
Release date 13/Mar.,2015 29/Aug.,2019
Product Images
Constitution
MTF
Focal Length 24-240mm 24-240mm
F Number 3.5-6.3 4-6.3
Lens Configuration 12-17 15-21
Aspherical Lens 5 1
Iris Brade 7 7
MOD 0.5-0.8m 0.5-???m
Max Beta 0.27x 0.26x
Filter Size 72mm 72mm
OSS
Length 118.5mm 122.5mm
Max Diameter 80.5mm 80.4mm
Weight 780g 750g
Hood Include
ALC-SH136
Separate Sale
EW-78F
比べてみると、キヤノンさんはソニーさんの仕様をそっくり真似した様な感じだと判る。 ソニーのレンズは特許情報的にタムロン製という事が判っているけど、キヤノンの技術者は最新設計でどんな光学性能に仕上げたのか気になるところだ。

24-240mm ズームの画質

RF24-240mm F4-6.3 IS USM で撮影された、DP ReviewのRAW埋め込み表示用JPEG画像を見た印象は、随分と色収差が大きいと感じた。 今回のDP Reviewにあるサンプル画像は色収差補正をオフにして撮影しているので、素のレンズ特性が出てしまっている。 僕のSONY FE 24-240mm F3.5-6.3 OSSは、2015年3月13日に発売された古いレンズだけど、色収差は最新のRF24-240mm F4-6.3 ISと同程度か若干良いレベルみたいだ。 仕様的にソニーの真似をしても、光学性能レベルまで真似する必要は無いと思うけど...

さて、RF24-240mm F4-6.3 IS USM のサンプルギャラリーを見ると、この手のレンズは最新設計であっても褒められる画質にはならないという事が判った。 僕は、自分が使っている「ソニー/タムロン連合」に軍配をあげるけど、どっちもどっちだろう。 でも、24-240mmというズームレンジは想像以上に便利で、使ってみれば手放せなくなるハズだ。

開放F値が暗いレンズだけど、テレ側なら背景を大きくボカす事も出来るし、背景ボケは意外と素直な感じだ。 タムロン製造の FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS は非球面レンズを多用しているけど、嫌な背景ボケではない。 球面収差が極端なオーバー補正になっていないのだろう。

正直に言うと、明るいシーンでの画質は 24-200mm相当レンズを搭載した SONY RX100M7 の方が良いと感じたので、特定用途以外にフルサイズ一眼の終焉もそう遠くはないだろう。


操作性・外観など

両レンズともクォーターマクロ仕様だ。 本格的なマクロ撮影ならハーフマクロ程度は欲しいけど、クォーターマクロでもそこそこ寄れる。
ただし、撮影倍率を稼げるのはテレ側なので、標準~ワイド側で寄りたいテーブルフォトなどには向かない。

CANON RF24-240mm F4-6.3 IS USM にはA/M切換えスイッチがあるけど、SONY FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS には無い。 有れば便利かも知れないけど、僕はカメラ本体で切換える癖が付いているので、レンズ側スイッチがマニュアルになっていると焦る場合が多い。(特に FE 90mm F2.8 Macro G OSS)

また、CANON RF24-240mm F4-6.3 IS USM にはズームロックスイッチが付いている。 レンズが短いワイド端でズームをロックさせる機能で、機材をぶら下げて歩く時に便利だ。 一方、SONY FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS にはズームロックスイッチは無い...けど、ワイド端にしておけばズルズルとレンズが伸びたりしないし、いちいちロックの設定・解除を行う必要がない優れた機構だ。 ただし、35mm程度にして歩いているとズルズルと伸びてしまう。 仕組みは以前の記事を参照してほしい。

デザイン的には両社とも普通といった感じで、テレ側での不格好さも両社同じだ。 キヤノン製品の先端付近にはシルバーリングが施され、前世紀の低級レンズである事を主張している様で哀愁を誘う。

SONY FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS サンプル画像

僕がキヤノン製品なんかを買う事は絶対に無いので、実写比較は無理。 なので、SONYの24-240mmによる画像のみを掲載しておく。 大きく伸ばして高解像の写真を展示するには無理があるけど、普段使いのレンズとして24-240mmの便利さが伝わったら幸いである。 なお、今回掲載した写真はカメラが吐いたJPEG画像である。

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