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タフカメラ COOLPIX W300 |
娘が『パパの防水カメラを借りてもイイ?』と言って来たので、『おっおう、イイよ』と答えたけど、我が家の防水カメラは「PowerShot D10」なのだ。 古いカメラなので、防水というメリット以外はスマホの方が絶対綺麗に撮れる。 それに、娘が海へ行くのに、キヤノン製品なんかを持たせる訳にはゆかない。 という事で、タフカメラの中でコスパが良さそうな、NIKON COOLPIX W300を買ったのである。
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PowerShot D10で2010年に撮影 |
PowerShot D10をグアムの海へ持って行ったりしたけど、綺麗に撮れる確率は5割にも満たなかったなぁ。
左の写真もカラーバランスを大きく補正しないと使えたもんじゃなかった。
一番困るのは、水中から出て写真を撮ると、撮影レンズ前のプロテクトガラスに水滴が付いている事が多く、後から写真を確認して『何じゃこりゃ?』となる事が多かった。
さて、キヤノン製品以外で防水カメラの比較検討をしてみると、オリンパスの Tough TG-6 や Tough TG-5 等が良さそうだけど、お値段が高すぎる。 一方、ニコンの COOLPIX W300 ブラック は三万円以下で買えるし、人気のオレンジカラーでも三万円ちょいだ。
勿論、我が家の現役コンデジである SONY RX100M4 用のアンダーウォーターハウジングを買う...という手もあるけど、異常に大きく重くなるし、半端無い浮力のせいで、多分潜られないだろう。 普通の女の子が手軽に遊べる物じゃ無い。
Waterproof Camera Specification Comparison |
Maker
Model Name |
NIKON
COOLPIX W300 |
OLYMPUS
Tough TG-6 |
SONY
MPK-URX100A
for RX100M4 |
CANON
PowerShot D10 |
Product Images |
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Release Date |
Jun/30,2017 |
Jul/26,2019 |
Nov/25,2016 |
Apr/16,2009 |
MapCamera Price |
29,790Yen |
51,510Yen |
28,440Yen
Housing Only |
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Sensor type |
1/2.3 inch CMOS |
1/2.33 inch CMOS |
1inch Stacked CMOS |
1/2.3 inch CCD |
Pixels Number |
16.79M |
12.71M |
20M |
12.70M |
Lens range
(equiv.) |
4.3-21.5mm
(24-120mm) |
4.5-18.0mm
(25-100mm) |
8.8-25.7mm
(24-70mm) |
6.2-18.6mm
(35-105mm) |
Aperture range |
F2.8-4.9 |
F2.0-4.9 |
F1.8-2.8 |
F2.8-4.9 |
Focus type |
Contrast-detection |
Contrast-detection |
Contrast-detection |
Contrast-detection |
Image Stabilizer
Stability Effect |
OIS+EIS
3.0 |
IIS
2.5 |
OIS
??? |
OIS
??? |
ISO range Auto
ISO range Manual |
125-1600
125-6400 |
100-800
100-12800 |
125-12800
80-12800 |
80-1600 |
Continuous drive |
7.5/60/120 fps |
20 fps |
16 fps |
1.1 fps |
Rear screen res |
3inch 0.92M dot LCD |
3inch 1.04M dot LCD |
3inch 1.23M dot LCD |
2.5inch 0.23M dot LCD |
Video resolution |
4K UHD 30fps |
4K UHD 30fps |
4K UHD 30fps |
640x480 30fps |
ND Filter |
Yes |
No |
Yes |
No |
Intervalometer |
No |
Yes |
No |
No |
Waterproof |
30m |
15m |
40m |
10m |
GPS |
Yes |
SmartPhone |
SmartPhone |
No |
WiFi
Bluetooth |
Yes
Yes |
Yes
No |
Yes
No |
No
No |
SmartPhone Connection |
SnapBridge |
OI.Share
OI.Track |
PlayMemories Mobile |
No |
Battery life shots per charge |
280 |
340 |
220 |
220 |
USB Charging |
Yes |
Yes |
Yes |
No |
Weight |
231g |
253g |
299g+800g? |
190g |
他にも、FinePix XP140 とか LUMIX DC-FT7 とか RICOH WG-6 などがあるけど、ここはニコンさんの売上に貢献してあげよう。
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フロートストラップ |
COOLPIX W300の発売年は2017年だけど、ブラックカラーは2019年4月19日に発売された、価格も2万9千700円だ。 一方、古いオレンジカラーの方は人気が高いのか、3万1千950円だった。 自分用ならブラックモデルを買うところだけど、娘が使うならお洒落で目立つオレンジモデルだろう。 なお、商品に付属のストラップは明確に「陸上専用」となっているので、同じくオレンジ色のフロートストラップと予備電池も買っておいた。
多分、写真の画質を比較すれば、最新のスマホの方が断然綺麗だろう。 なのに、今どきの女の子が「あえて」コンデジを使うのは防水などのタフ機能があるからだけど、スマホ連携だけは必須だ。 直ぐに友達と写真シェア出来ないと面白くないし、自撮り用にモニタをでんぐり返せればベスト.....タフ機能が無くなってしまうけど。
そのうち30m防水で落としても壊れないスマホを普通に使う様になるので、このCOOLPIX W300 もあっという間に遺物になってしまうだろう。
ストラップ
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陸上専用ストラップ と フロートストラップ |
このカメラで困ったのはストラップだ。 陸上専用のチープなストラップが同梱されているけど、「サクッ」と脱着できないストラップなのだ。 一方、海用のフロートストラップは簡単脱着タイプになっている。 陸上用と海用のストラップを簡単に交換出来ればベストなのに、ニコンさんの企画は詰めが甘いと思うぞ。
レリーズスイッチ
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レリーズボタン |
防水機能を優先したせいか、シャッター半押し感覚が重くて妙なのだ。 カメラが反応してオートフォーカスしたら「半押しになった」と思うしかない。 でも、AF出来なかったりすると、『あれれ?』という感じになる。 レリーズは更にグッと押し込む感じで、カメラを操作している感じではない。 素手で操作しているのに、グローブをハメて水中で操作している感じなのは、ニコンらしからぬ操作性だ。
SnapBridge
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iPhoneのSnapBridge画面 |
ニコンのスマホ連携で写真を送る機能がSnapBridgeだ。 一枚の写真をスマホに送るのはやり難いけど、撮った写真を2M画像で全部送っちゃうなら便利な機能だ。 ペアリングしておけば、いつのまにかスマホに転送されている。 Bluetoothで転送するので、WiFiを切り替える必要が無いので、娘が使うなら一番便利そうに思う。
一般実写
さて、海での写真は娘に任せるとして、普通のカメラとしての画質を確認してみた。
そんで、全く考慮してなかったけど、このカメラはRAW撮影が出来なかった! コンデジとはいえ、今どきRAW撮影出来ないカメラがあるとは思ってもいなかったのだ。 まっ、思ったように綺麗に撮れればJPEGでもイイんだけどね。
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遠景ワイド写真 |
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オリジナル画像 |
見た目よりメリハリがない写真になったので、DxO PhotoLabでHDR風に補正してみた。
画面隅の画質は褒められたもんじゃないし、スマホの方がよっぽど良い気がする。 スマホとかWebで鑑賞するなら目くじらたてる必要は無いだろう。
先にも書いたけど、RAW撮影出来ないので、JPEG画像に補正を加えなければならないのは困りものだ。
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マクロ撮影 |
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マクロ撮影 |
マクロモードにすればグイグイ寄れる。 でも、マクロ画質はかな~り悪くなる。 モチロン、拡大すればの話だけど、価格なりの画質だろう。 これは、スマホに安いマクロレンズを着けて写した写真の様だ。
ちなみに、左の写真の様に、マクロでは輝度差がある部分に素敵な?色収差が現れるので、絞ってストロボなどを用いた方が良いだろう。
娘には面倒で絶対にやらないと思うけど...
夜景写真
画質も解像感もモヤモヤァ。 夜景モードで撮影したけど、なんだかなぁ...1/2.3インチの小型CMOSセンサーならこんなものなのか。 なお、ワイド端の周辺画質は素晴らしく酷いし、テレ端の画質も褒められない。
僕は持ってないけど、最新のスマホの方が断然高画質だと思う。 スマホの画面とかWeb画面で全景を見るなら汚さは目立たない。
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24mm相当の夜景 |
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120mm相当の夜景 |
まとめ
明るいシーンでの画質は我慢出来るけど、暗いシーンではイマイチだ。 でも、手振れ補正も意外と効くので、娘ならダメダメ写真とは言わないだろう。
昼間のスナップやビーチでの撮影や浅い海なら問題なく...イヤ、普通に使えそうだ。
ちなみに、古いPowershot D10は撮った写真をスマホに送れない事を娘に説明したら、『意味ないじゃん』と言わた。 その通りでございます。m(_ _)m
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