SONY α9 Firmware Update 1.10 - After That -

SONY α9 と SIGMA 120-300mm F2.8 DG OS HSM | Sports
SIGMA 120-300mm で瞳AFが出来る

 SONY α9 用本体ソフトウェアアップデート Ver. 1.10 に関しては先日ブログに書いた。 『SIGMA MC-11が正式サポートしていないレンズだとα9の周辺測距点でAFできるし瞳AFが追従してくれる』という報告でした。

 あれぇ...ひょっとしたら? という事で、Metabones の Canon EF Lens to Sony E Mount T Smart Adapter (Mark V) で試してみたら...SIGMA MC-11が正式サポートしてるレンズでもちゃんと周辺測距点でAFしてくれる。

 α9用ファームウェア1.10は純正マウントアダプター経由のレンズで瞳AFが出来る様に改善されたんだけど、Metabones のマウントアダプターは「Standard」モードではSONYの純正マウントアダプターをエミュレートしているので、周辺測距点も瞳AFも使用可能になったのだ。 たぶん、α9の新ファームウェアにマウントアダプター用の焦点検出用補正データを搭載して使える様にしたんだろう。

 一方、SIGMA MC-11は対応レンズ(ArtとかSportsとかContemporary)に対してはネイティブ動作する様になっていて、非対応レンズに対してはマウントアダプターのエミュレーションモードで動作するらしく、カメラ側(α9)はネイティブレンズのくせに焦点検出用補正データが無い(あるいは出鱈目)レンズでは全くAF出来ない状態なんだと思われる。

 これまで SIGMA 120-300mm F2.8 DG OS HSM | Sports は SONY α9 と組み合わせても周辺測距点でAF出来ないので全く使い物にならなかったけど、Metabones のマウントアダプターならこのレンズも実用になりそうだ。 シグマのレンズとシグマのマウントコンバーターの組み合わせじゃダメだけどメタボと組み合わせたら大丈夫っていうのも妙だけどねぇ。



EF400/2.8L IS II USM では周辺測距点でAF不能
ちなみに、キヤノンの EF400mm F2.8L IS II USM も試してみたけど、SIGMA MC-11 も Metabones も周辺測距点ではAF出来ないままだった。 おそらく、SONYのAマウントレンズとして400mmF2.8が無いので新ファームウェアにも焦点検出用補正データが無いのだろう。

 さて、SIGMA 120-300mm | Sports が SONY α9 の周辺測距点でもちゃんとAFが使えて瞳AFにも対応しているのは嬉しいんだけど、(たぶん)焦点検出用補正データが正確じゃないのでスムースに合焦しないのと、連写時の追従性能が悪いのが残念。 そして最大の欠点は...SIGMA 120-300mm | Sports が FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS の2.4倍も重いことで、一脚なしで大勢の選手を撮影するのは困難なことである。 ISO感度を一段以上稼げるのは魅力なんだけど...


SONY α9 と SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
24mmでグッと寄っても瞳AFが働く

 たかひとプロの小型写真集を古~い SIGMA 24mm で撮ってみた。 このレンズは光学性能が“やや”残念なのとAF駆動音が“爺爺爺”とうるさ遅いのが難点だけど、グググッと寄れる広角マクロレンズなので、最新の SIGMA 24mm F1.4 DG HSM | Art より個人的には便利なレンズだ。 瞳AFで愛子ちゃんにグッと寄っても眼にピントを合わせてくれる。 ただし、最周辺測距点ではAFが合いにくい。
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