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| OMRON 3Z4S-LE SV-10028H 100mm F2.8 と RUBINAR 300mmm F4.5 |
2007年頃からロシア製反射望遠レンズの
RUBINAR 300mmm F4.5 をガイドスコープとして利用してきた。 当時のガイド用カメラはアナログの Watec LCL-811K(VIXEN AGA-1にて) からデジタルの StarlightXpress LODESTAR(初代) とか QHYCCD QHY5(初代) などに変わる頃だった。 これらのシステムは感度不足と小センサーサイズのため、ガイドシステムを微動マウントに載せてガイド星を探す必要があり難儀していた。
ガイドシステムの変更【2023年に書いた記事です】
今ではガイドアプリ PHD2 を使ってパソコンでガイドする場合が殆どで、必ずしも300mmという長い焦点距離を必要ではないらしい。 微動マウントに載せなくてもガイド星が見つかる様に焦点距離を100mm程度(フルサイズカメラなら焦点距離490mm相当)まで短焦点化して明るい光学系に変更することにしました。 ちなみに、今までロシア製反射望遠レンズを使っていたのは色収差が少ないからで、Ai AF Nikkor ED 180mm F2.8D(IF)をなどは光学性能がべらぼうに悪くて使い物ならなかった。ガイド光学系選び
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OMRON 3Z4S-LE SV-10028H と ZWO ASI220MMmini レンズのサイズがガイドカメラと同程度まで小さくなった |
最近のガイドスコープを検索してみると、焦点距離120mmF4程度のファインダーみたいな小型スコープを利用するみたいだけど、結像性能はどうなんだろう? 写真撮影に使用する訳じゃないので「超」高性能光学系である必要はない。
でも、新たにガイドカメラ用に購入した ZWO ASI220MMmini は大き目の1/1.8型センサーなので、それなりの周辺画質が必要だと考えた。
ちなみに、過去に RUBINAR 300mmm F4.5 をガイド鏡にしていたのは倍率色収差が少なく結像性能も悪くなかったからで、写真用屈折望遠レンズを転用するより遥にマシだった。
さて、候補レンズとなるCマウント用(1/1.8型用)レンズで焦点距離が100mmほどの単焦点製品は以下の様なものがあった。
| 焦点距離 100mm クラスのCCTVレンズ比較(2023年当時) |
| メーカー |
型番 |
焦点距離 |
開放F値 |
価格 |
備考 |
| KOWA |
LM100JC1MS |
100mm |
f/2.8 |
¥26,290 |
モノタロウ調べ |
| MORITEX |
ML-10035 |
100mm |
f/3.5 |
¥20,790 |
モノタロウ調べ |
| OMRON |
3Z4S-LE SV-10035V |
100mm |
f/3.5 |
¥24,090 |
モノタロウ調べ |
| OMRON |
3Z4S-LE SV-10028H |
100mm |
f/2.8 |
¥74,690 |
モノタロウ調べ |
| ZUMLIAN? |
????? |
100mm |
f/3.5 |
¥9,050 |
アリババ調べ |
| EDMUND |
TECHSPEC TS C 100 |
100mm |
f/2.8 |
¥62,400 |
大口価格 |
などがあり、KOWAのLM100JC1MS は K-ASTEC にてガイド用として取り扱っていた実績があるし価格も僕が支払えるギリギリの価格だ。
中国のアリババには100mmF3.5のCCTVレンズが¥8,325+725円(送料)と格安のレンズがあるけど、大き目のパープルフリンジがありそうなのでスルーした。 他には画像認識用に開発された MORITEX のレンズが比較的安価だけど性能が良く判らない。 OMRONの100mmF3.5 は KOWA と同価格帯だけど、ちょっと暗いし性能と実績が判らない。 KOWA LM100JC1MS と同スペックの OMRON 100mmF2.8 と EDMOND製品 は高解像タイプだけど、価格が高すぎて全く手が出ない。
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| 残り1点だった |
....と思いながらAmazonで探していたら「残り1点」の OMRON 100mmF2.8 が、何と¥22,919円で見つかったので反射的にポチってしまった。 最後の在庫だったのでポチった後にAmazonで再検索しても出てこなくなったけど、何故こんなに安かったんだろう? 安く入手できたけど、ガイド鏡として搭載・使用できる様にパーツ類を調達しなければならない。
望遠鏡への搭載
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| ε-180ED に搭載した OMRON 3Z4S-LE SV-10028H 100mm F2.8(下の小型レンズ) |
小型のCCTVレンズになったのでVIXENファインダ規格を使う事とし、レンズを固定するリングとアリガタのセットは中華製(¥1,339円)を調達した。 望遠鏡側には同じく中華製の2点止めスコープブラケット(¥1,586円)を装着してある。 ちなみに、OMRON 100mm F2.8 には専用フードが無いので、37.5⇒46mmのステップアップリングを介して年代物のミノルタフードを再利用してみた。
OMRON 100mm F2.8 と ZWO ASI220MMmini のセットはガイド用に使うだけではなく、極軸合わせにも利用できる。 本番撮影前に、映像取り込みカメラを ZWO ASI220MMmini に変更し、北極星付近をPCに取り込めばアプリを使って極軸合わせが行える。 また、PCにはGPSユニットを接続しているので、撮影地の緯度・経度・高度なども簡単に設定できる。 撮影前に確認・事前練習は必要だけど、便利な世の中になったものだ。 今のシステムで最も困るのは、OSやアプリやプラグインなどのバージョンアップで動作しなくなる事が悩みだ。
ガイド光学系変更の効果
試しに都会のベランダから、僕の肉眼では星が見えない夜空に向けてみると、センサー上にはちゃんと星が捉えられていて、ガイド用の星も自動認識される。 パーンしてもちゃんと星があるので、以前のガイドシステムと違ってどこへ向けてもガイド星に困らないと思う。 モチロン、星が殆どない領域に向けたら見つからないかも知れないけど、そんな領域は撮影しないので問題ないだろう...と思う。 さて、後は実戦投入だけだなぁ。
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| PHD2で認識された星像 |
あとがき
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| OMRON 3Z4S-LE SV-10028H 100mm F2.8 と PlayerOne Neptune-C Ⅱ で撮影 |
OMRON 3Z4S-LE SV-10028H 100mm F2.8 は明るいレンズで絞り開放でもガイド用レンズとしての性能は充分そうだし、ZWO ASI220MMmini の視野周辺でも星像が崩れないので満足している。 試しに UV-IR Cutフィルターを装着した PlayerOne Neptune-C ⅡのIMX464カラーセンサーで二子玉川のビルを撮影してみた。 陽炎でユラユラ状態だけど期待以上にちゃんと写ってくれた。
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