SAMYANG AF 85mm F1.4 FE Firmware Update

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SAMYANG Firmware Update
SAMYANG AF 85mm F1.4 FE のファームウェアアップデートがリリースされた。 「SONY α9で高速連写した場合のAF改善」だったハズだ。 このレンズで高速連写する可能性は少ないけど、アナウンスされていない「改善やバグ修正」も含まれている可能性があるので、アップデートしてみることにした。



ファームウェアはサポートメニューから
 SAMYANGのホームページを覗くと「取扱説明書ダウンロード」というメニューはあっても、ファームウェアのダウンロードメニューが無い。 実はファームウェアのダウンロードは取扱説明書ダウンロードに含まれているのである。 多分、日本語化する場合のミスだと思うけど、英語では単なる「DOWNLOAD」としか表示されていない。 日本人ユーザーに対する嫌がらせかも知れないと勘ぐってしまう。


ファームウェアの確認
英語メニューが安心
気を取り直して、2019年6月21日にリリースされた AF 85mm F1.4 FE 用ファームウェアを確認し、ダウンロードしようかな...と、思ったら、「インストール」と表示されている。 『なんと、いきなりインストールなのか?』と不安になる。 英語メニューにしてみると、ちゃんと「Download」と記載されている。 「インストール」じゃなく、安心して「Download」しよう。


レンズの確認
SAMYANG LENS STATION を動作させるには専用アプリ「Lens Manager」が必要だ。 一応、日本語版の最新アプリをダウンロード・インストールしてみた。 現状のレンズファームウェアが「Ver.03」で、初期設定のピント調整が「-1」になっている事が判る。 初期設定のピント位置設定が、何故「-1」なのかは謎である。 因みにデフォルトボタンを押すと「ゼロ」になる。


ファームウェアの読み込み
ダウンロードして解凍したファームウェアを読み込ませてみた。 ダイアログのボタン名が「承認」になっている。 多分、「OK」を和訳しちゃったんだろうけど、不安なので、英語版のアプリに入換えた。


ファームウェアのアップデート
アップデートを開始すると、プログレスバーが表示される。 最初の進捗が遅いので、『固まったか?』と不安になるが、待てばちゃんと進捗してゆく。


ピント位置の調整
ピント位置を調整出来る様だけど、変更してもピント位置が変化した気配は感じられない。 最初から設定されていた「-1」のままにしておいた。
この設定値はファームウェアをアップデートしてもリセットされることは無かった。


マニュアルフォーカスの便感度
 フォーカスリングの便感度を Slow / Normal / Fast の三段階に設定出来る。 個人的には Normal で気になるのはファーカスが静止している状態からリングを回して、実際にレンズが動くまでのラグがちょっと気になっていた。  便感度設定を試してみたけど、やはりNormal以外は実用的じゃないと感じた。


ファームアップ・調整終了
ファームウェアがVer.04(内部詳細ではVer.04.003)になったけど、何が本当に良くなったのかは...判らなかった。 けど、精神的な安心感は増した。 それにしても、サムヤン「Lens Station」は1980円程度の格安価格にして貰いたかったなぁ。

多分...多分ですが、シグマの「USB DOCK」に触発されて、タムロンが「TAP-in Console」を発売したんだと思う。 そして、サムヤンも「Lens Station」を発売するに至った...んだと想像している。

メーカー純正システムであれば、カメラに装着されているレンズのファームウェアをカメラからアップデートする事も可能だけど、サードパーティー製のレンズではそういう訳には行かない。 例外的に ZEISS Batis は SONY純正レンズと同じ様に、カメラを介してレンズのファームウェアをアップデート出来る。 あそこは、あそこと同様に仲間みたいなものだから当然だろう。

次から次へと発売されるカメラの最新制御に対して、サードパーティーがレンズのファームウェアを改善できても、サービスセンターでしかアップデート出来ないのではユーザーとしては非常に面倒くさい。 また、サードパーティーも赤字覚悟で対応するのは嫌なんだろう。

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