|
電波観測とはいえ、ブラックホールの様子を捉えられる時代になったのだ |
上の写真は、Event Horizon Telescope が観測したメシエ87(M87)銀河の中心にあるブラックホールを示しているそうだ。 地球から5500万光年の彼方にあるM87の中心には超巨大ブラックホールがあると昔から予想されていたけど、それが「想像図」ではなく「観測結果」として示される様になったのは驚きだ。
このブラックホールは太陽の60億倍の質量があり、我々の天の川銀河中心にあるブラックホール「射手座A *(Sgr A *)」の1,500倍の質量があるそうだ。
多分、中央の黒丸部分がブラックホールという事では無く、Event Horizon つまり事象の地平線なんだと思う。 周りの明るい所は事象の地平線に高速に回転しながら落ちて行くガスが輝いているらしい。
詳しいことは
国立天文台のホームページなどで確認してほしい。
|
口径115mmの望遠鏡で撮影したM87銀河たち |
|
M87銀河 |
さて、こちらの写真は僕の口径φ115mmの屈折望遠鏡にAPS-Cサイズカメラを装着して撮影したM87を含む
おとめ座銀河団で、主だった銀河の名前を書き込んでみた。 望遠鏡の焦点距離は約450mmなので夜空の狭い範囲だけど、書き込んだ銀河以外にも沢山の銀河が写っている。
Event Horizon Telescopeで観測されたM87銀河を拡大してみても、僕の写真じゃブラックホールから噴き出しているジェットすら確認できない。
|
おとめ座銀河団の撮影は十国峠の道端だった |
デジタルカメラで天体写真を撮り始めた頃は『昔は天文台でしか撮影出来なかった様な写真が撮れる様になった』と感動したものだ。 昔は天体も風景もスポーツも全部キヤノンのデジカメで撮影していたけど、今では天体撮影機材以外はソニー機に変更してしまった。 天体撮影機材もソニー機に変更出来れば完了なんだけどなぁ...
Sponsored Link
0 件のコメント :
コメントを投稿