Timer Remote Controller PIXEL TW-283 | タイマーリモコン

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左から PIXEL TW-283 SONY RM-VPR1 Meike MK-80N3 CANON TC-80N3
昔、僕がキヤノンのカメラで撮影していた頃は、キヤノン製のタイマーリモコン TC-80N3 を使っていた。 このリモコンは仕様が良かったのと、他カメラメーカーがこの様な面倒臭いアクセサリを作らなかった事もあり、他社カメラを使っている人でも端子を変換して TC-80N3 を利用している人も多かった。
その後、同じ仕様で安価な MK-80N3 の様な中華製タイマーリモコンが多くなり、あえて高価なキヤノン製品を買う人は居なくなったみたいだ。




キヤノンTC-80N3をソニー機で使うための改造

TC-80N3 を接続できる様に改造した RM-VPR1
僕が使用機材をソニーに変えてから、リモコンはソニー製のリモートコマンダー RM-VPR1 を使っていたけど、ソニーにはTC-80N3の様なタイマーリモコンは存在しない。 SONY ILCE-9 にはインターバル撮影機能を搭載してない珍しい高級機種で、タイマーリモコンを発売してないメーカーなのにインターバル撮影機能を搭載してない手抜きカメラなのであった。

なお、2019年の夏に α9 Ver.6.0 でインターバル撮影機能を搭載してくれるらしい。

ちなみに、ソニー製のリモートコマンダー RM-VPR1 はカメラから電源が供給され、リモコンでカメラをオートパワーオフさせたり解除させたり出来るし、パワーズームのレンズならリモコンでズームも出来るし、ズーミングの速度も変えられる優れモノだ。


RM-VPR1の側面にキヤノン仕様の3端子を改造装備した
RM-VPR1の内部基盤の改造
そこで、キヤノン製の TC-80N3 をソニー機でも使用出来る様に RM-VPR1 にを改造しることでインターバル撮影を実現していた。 改造はRM-VPR1の基盤にキヤノン3端子信号(GNG/SW1/SW2)が入る様に配線を半田付けし、RM-VPR1の側面に3端子コネクタを装備した。

ところが、単なるリモートレリーズとして使うなら RM-VPR1 単体で良いのだけど、タイマーリモコン機能も必要な時は TC-80N3 を携行し忘れると途方に暮れてしまうし、逆に RM-VPR1 を携行し忘れても途方に暮れてしまう。 キヤノンとソニーのリモコンが必要で何かとかさばるし、面倒臭いのだ。


中華製のタイマーリモコンは良いのか?

中華製タイマーリモコン PIXEL TW-283
実は EOS 60Da 用に中華製のリモコン Meike MK-80N3 を持っていた。 Canon TC-80N3 のデッドコピー的な製品だけど、ちゃんと使えていた。
使用カメラがソニー機メインとなっているので、ソニー機で使えるタイマーリモコンを調べてみたら PIXEL TW-283 が良さそうだと判った。 このリモコンは2.4GHz帯の電波によるワイヤレスリモコンになっていて、レシーバーとカメラを接続するケーブルを交換すれば様々なカメラで使用する事が出来る。 さらに、リモコン本体に直接ケーブルを装着すれば、ケーブルリモコン(ワイヤレス機能はオフになる)としても使えるのである。

キヤノン製の TC-80N3 は 12,000~13,000円程度の価格の様だけど、ソニー機用ケーブルが付いた PIXEL TW-283 は Yahoo!で 3,120円だった。 ポイントを使ったので支払いはゼロ円。 これでまた一つキヤノン製品におさらば出来る。 でも、キヤノン機でも使える様に J3.5-30/E3 というキヤノン用延長ケーブルジャックも入手しておいた...というのも、僕が持っているHαスペクトルを写せるカメラはキヤノン機しかないのだ。

PIXEL TW-283の詳しい事はPIXEL ENTERPRISE LIMITEDの製品ページで確認してください。


PIXEL TW-283 の電源室には乾燥剤が入っていた 電源は単四電池
CANON用ケーブル(左)も購入
CANON TC-80N3 はエラく省電設計になっていて、何年もボタン電池を交換していなくてもバックライト照明以外は問題無く使い続けられた。 そのため、リモコンに電源ボタンなどは無い。 一方、PIXEL TW-283はワイヤレスリモコンという事もあり電池の持ちは悪いし、電源ボタンをオンにする必要がある。 送信機はスタンバイ状態で1000時間で、受信機に至ってはスタンバイ状態で400時間じか持たない。 恐らく、省エネなカスタムチップを作るのはコストアップになるので仕方ないのだろう。 ただし、コントローラーとのケーブル直接接続の場合には電波を使わない様だけど、送信機の電池がどれくらい持つのかは判らない。 ちなみに、パッケージに単四電池は同梱されてない。


PIXEL TW-283の説明書は中国語と英語
説明書は中国語と英語だ。 英語ならだいたいの使い方が判るだろう...でも、年寄りには『字が小さすぎて読めない!』ので、どこぞのクラブへハズキルーペを買いに行かなきゃならない。


まとめ

PIXEL TW-283には単写モード/連写モード/バルブモード/遅延レリーズ/タイマースケジュール遅延/タイマースケージュール撮影/インターバル撮影/撮影駒数指定などなど、機能が沢山ある。 ただし、リモコンがカメラの設定を変えてくれる訳ではないので、条件に合わせて予めカメラを設定しておく必要がある。

スイッチなどの作りや操作感はイマイチだけど、製品パッケージの作りはしっかりしている。 僕のメインリモコンとして充分使えそうだ。 

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