顔認識AI用の教師データ |
動画やライブビューであれば複数のフレームから本当の顔らしさを判断できるけど、一枚のみ静止画写真の場合は顔を見逃したくない。
沢山学習させてチューニングを施した結果
左:チューニング前の結果 右:チューニング後の結果 |
というのも、手で隠した顔写真や絵本を使って『これも顔ですよ』なんて教え方を子供にしないだろう。
われわれ人間が手で隠された顔写真を「顔だ」と認識出来るのは、人類の脳味噌に仕込まれた顔認識器が非常に敏感だかららしい。 それゆえ、日常生活の色んなところに『顔に見える岩』とか『鯉の模様が顔に見える』とかを見つけちゃう訳だ。
僕が作っているAIは確実に顔だと思える物を抽出する様にチューニングしていたけど、顔の様なものを全て認識させた後に「やっぱり顔じゃない」というものを落とした方が人間ぽくて良さそうだ。
顔がハッキリ見えなくても推定出来るようになった |
ただし、今までは女性と男性の区別なしに学習させていたんだけど、主被写体は女性だったりする事も多いので、男女を別けて性別も学習させてみようと思う。 性別の推定が上手く出来ればレーティング精度が増しそうな気がする。
心霊写真
心霊写真 - その1 |
心霊写真 - その2 |
でも、さすがにリンゴ顔を顔だとは言わなかった。
集合写真?
認識しすぎて困る写真 |
まとめ
僕のAIは浮動小数点を使う動作が遅いタイプだけど、精度は出しやすい。 遅いパソコンだとサクサク認識...という訳には行かないし、一回の機械学習に数週間を要するのが困りものだ。高速タイプのAIに切換えることも検討しなければならないけど、今までに作成した教師データや間違いデータは有効に使えるはずだ。 まだまだやる事がありそうで、老人ボケしてる場合じゃない。
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