Direction of Zoom Ring | ズーム環の回転方向

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レンズのズームリング
異なるメーカーの機材で撮影しようとすると、カメラが違う事による操作性の違いは意外と直ぐに体や脳味噌は切り換えられる。 ところが、ズーム環の回転方向だけはどうしてもすぐには切り換えられない。

長年キヤノン機を使っていたけど、ここ2年ほどはソニー機をメインに使うようになり、完全に体と脳味噌はソニー回転になってしまった。 400/2.8の様に単焦点レンズをオートフォーカスで撮影する場合ならメーカーの違いは気にならないけど、ズームレンズを使う場合は全然ダメだ。



各社のズームレンズ
ズーム環の回転方向って体に染みついちゃうので、頻繁にズーミング操作を要する撮影シーンでは、普段のズーム環回転方向と逆のレンズを使うと『もっとテレ側にしよう』と思っても、ズーム環が動かない場合に体と頭が勝手にテレ端だと認識しちゃうけど、実はワイド端だったりする。 意図に反して妙に引いた写真やアップ過ぎる写真を撮っちゃったりするんだよねぇ。

そこで、主要メーカーのズーム環の回転方向を比較してみると、

  時計回りでテレ:Nikon/SONY/Tamron/Leica/Panasonic
 反時計回りでテレ:Canon/SIGMA/Olympus

であった。 『どこから見て時計回りなの?』と、突っ込まれそうなので明記しとくと、カメラボディー側から見てズームリングを回す方向のことを言っとります。 昔からニコンとキヤノンとはレンズ脱着方向を含めて全て逆でしたが、ネジを「締め込む」といった感覚を考えれば、レンズ脱着方向はニコン脱着は感覚に合わない。 けれども、「締め込む」訳じゃないズーム環やフォーカス環の回転方向は各社バラバラなのね。

ちなみに、ソニーのパワーズームを搭載したレンズのズーム操作方向は、ちゃんとマニュアルレンズと同じ方向になっていた。 恐らく、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZとか、他社のパワーズームレンズでも回転方向は「自社回り方向」にちゃんと合せてあるんだろう。





Panasonic と Olympus のMFTズームレンズ
MFTで仲間だったパナソニックとオリンパスはそれぞれズームの回転方向が違っていたのねぇ...触った事も無いので知らなかった。 Lマウント連合はズームの回転方向を現行ライカと同じ「時計回りでテレ」に統一しちゃうのかしら? ソニー使いの僕としてはキヤノン/オリンパス以外のメーカーは「時計回りでテレ」に統一して貰った方が有難いんだけどなぁ。


実はシグマのズーム環回転方向はまちまち
先にシグマ社をキヤノンやオリンパスの仲間に書いたけど、僕が持っているシグマレンズに限った事で、この会社のズーム環の回転方向はまちまちなのだ。 レンズのスペックから市場での売上見込みを立てて、ニコン向け商品とかキヤノン向け商品とかにしてるんでしょうか? マウント交換サービスをしてくれるのなら、ズーム環の交換サービスもやってもらいたいぞぅ。


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