SONY ILCE-9M3 での屋内スポーツ写真処理

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SONY ILCE-9M3 Vew.3.01 EF 300mm F2.8 GM OSS ISO:4000 Tv:1/1250s F:2.8
SONY ILCE-9M3 Vew.3.01 EF 300mm F2.8 GM OSS ISO:4000 Tv:1/1250s F:2.8
 僕が SONY ILCE-9M3 で撮影する場合の設定や撮影後の処理をチョットだけ公開。

撮影設定

SONY機のヒストグラム表示は判断し難い
判断し難いヒストグラム
 屋内スポーツシーンを撮影する場合、会場の照明環境に合わせてカラーバランスを設定して撮影するけど、SONY機はカラーバランス具合が非常に判り難い。 フィギュアスケートでは基本的に氷面をニュートラルにしたいけど、SONY機のヒストグラム表示は判り難いので難儀する。
 ちょくちょくC社使用カメラマンから『ホワイトバランスを合わせて下さい』って頼まれる事がある。 C社のヒストグラム表示の方が判り易いけど、背面とファインダーとで色味が違い過ぎるので面食らう。

 絞りは開放でシャッター速度は1/1250秒が基本だけど、動きが速い選手は被写体ブレになる場合もある。 手振れ防止は逆効果になるので、使う場合は MODE 3 に設定するけど、オフの方が成績が良い。 連写は15駒/秒のMに設定しているけど、必要なシーンではバーストを利用する。 プリAFは捨て駒が多すぎるので使っていないが、体力が消耗して反応が鈍くなった場合に、シーンによってプリAFをオンにしている。 また、スロー動画を撮影する場合もあるけど、動画・静止画を直ぐに切り換えられるのに、静止画と動画とでAFエリアを個別に設定出来ないのが不満だ。

撮影画像のセレクト

セレクトした画像(上段右端は眼つぶりでサブ候補)
セレクトした画像(上段右端は眼つぶりでサブ候補)
 撮影後に画像をセレクトするのだけれど、パソコンでセレクトするよりカメラのファインダーを覗きながら各撮影駒をセレクトした方が速い。 パソコンでセレクトする場合は自作アプリでセレクトしてレーティングを付けている。 場合によってはセレクト・レーティング付けしたらFTP転送でパソコンに送ってしまう。 ILCE-9M3 は沢山撮れちゃうので、選手一人当たり平均500駒は撮るので、一日で70人を撮影したら35,000駒も撮影しちゃう。 不要駒も多いのだけれど、捨てたくなるまでは不要駒も全て保存してある。

 ちなみに、フィギュアスケートでは画像のセレクトにはルールを設けている。 女子選手のスカートめくれ等の衣装の状態も考慮するので、「良い表情だから使いたい」写真の場合は上半身アップにトリミング前提でセレクトする場合もある。 動画じゃないので気を使うのよねぇ。 また、選手・演技・撮影ポジションによっては「良い写真」が全然ない場合もあるので、使える可能性のあるシーンを全て撮影するので、膨大な捨て駒が発生してしまう。

画像の調整

画像の自動調整(左:調整前 右:調整後)
画像の自動調整(左:調整前 右:調整後)
 セレクトした写真を自作アプリで「僕好みの」カラーバランスに微調整する。 1駒づつ実行していたら気が遠くなるので、選択画像を自動で「僕好みの」カラーバランスに微調整する様にアプリを作ってある。 今ではフリッカーが発生する会場は少なくなったけど、ILCE-9などでフリッカーが発生している場合は自動でフリッカーを補正する様にしてある。 ちなみに、「僕好みの」というのは、氷面を真っ白にするのでなく氷らしく見える様にしている。
 なお、カメラからパソコンへFTP転送すると、ここまでのステップは全自動で処理される様に設定してある。 当然だけど、カメラのホワイトバランスがバッチリ決まった時は自作アプリを通しても殆ど変化は無い。

 同じ選手の同じ様なシーンが各新聞社のWeb写真に載ってたりするけど、各社で色味が驚くほど違う場合がある。 ちゃんとしたカメラマンが撮影した写真は色味・露出ともに綺麗だけど、『これはチョット酷いなぁ』という写真も見かける。

トリミング

IE Edit で画像のトリミング
IE Edit で画像のトリミング
 次にトリミングが必要になるが、僕はSONY製の Imaging Edge Desktop の Edit(以下 IE Edit)で写真の使途に応じたトリミングを行っている。 基本的に少し広めにトリミングするけど、転用されたくない場合は「ギリギリ」までトリミングしてしまう。
 一般的に利用者が少ないと思われる IE Edit を使うのには訳がある。 IE Edit ならトリミングを施しても、トリミングに応じて詳細なEXIF情報が残っているので、後で測距枠を表示させたりする事も可能なのだ。 測距枠位置を中心に拡大表示させてゆけば、ピント具合や被写体ブレ具合を的確に判断できる。
 また、場合によってはカメラからスマホにFTP転送して、スマホ上でトリミング・補正してしまう事もある。 Webで利用する程度ならこれを相手に送れば充分な場合もある。

画像の補正

画像の補正
画像の補正
 試合会場の照明環境によっては、肝心なシーンでは逆光の様になったり、場所によって照明ムラ・色ムラがあったり、メリハリのない写真になったりするので、Luminar Neo などで補正(自動調整は使い物にならない)を施す場合もある。 特に女性選手の場合は明るめで健康的な肌色じゃないとがっかりされるし、勝負服(衣装)はイイ感じ再現してあげたい。 また、ILCE-9M3 はノイズが多いので、首筋にポツポツと髭の様なノイズがあると可哀そうなので、ノイズ低減が必要な場合もある。 なお、Luminar Neo は2019年から使っているけど、作法が独特なのでイマイチ使い難い。

画像の拡大

 Web記事用の写真ならこれを納品すれば問題ないが、トリミングによって画像サイズが小さくなっているので、使途によっては画像サイズを拡大する必要がある。 その場合は Topaz Photo で必要なサイズに拡大するけど、「AI」が画像に妙なディテールを入れ込んでしまう事があるので、細心の注意を払う必要がある。 また、Topaz Photo を使う場合は Luminar Neo でノイズ低減は行わず、Topaz Photo でノイズ低減を行っている。

あとがき

 当然ながら、これら全ステップを処理すると撮影後の労力が多いけど、選手たちの頑張りに応えるためにも最高の一瞬を綺麗な写真で残してあげたい。
SONY ILCE-9M3 Vew.3.01 EF 300mm F2.8 GM OSS ISO:4000 Tv:1/1250s F:2.8
SONY ILCE-9M3 Vew.3.01 EF 300mm F2.8 GM OSS ISO:4000 Tv:1/1250s F:2.8

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