SONY ILCE-9M3 Firmware Ver.4.00 の実戦テスト

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SONY ILCE-9M3 Ver.4.00
 2025年10月30日に SONY ILCE-9M3 Ver.4.00 のファームウェアアップデートが公開された。 アップデート内容はソニーのWebページで確認して頂くとして、気になるのは...
  • 人物の検出能力や追従性を従来より改善した「リアルタイム認識AF+」に対応しました。
  • 動作安定性を改善しました。
...の2点だ。 公開されて暫く経つけど、ようやく実戦確認できた。

人物トラッキング

 従来のSONYの顔認識・トラッキングは困りもので、女性の顔をトラッキングさせても直ぐに男性の顔を追い始めるという「男優先」みたいな特性だった。 なので、女性ピント優先の男女ペア競技の撮影では困ったカメラだったのだ。

 Ver.4.00では女性の顔にフォーカスを当ててトラッキングさせると、女性の顔が認識できなくなると男性の顔に乗り移るけど、女性の顔が認識できる様になると女性の顔へ戻ってくれる様になった。 この特性なら安心してペア競技の撮影が出来る。
ペア競技テスト(自作アプリで表示)
ペア競技テスト(自作アプリで表示:桃色枠がフォーカスポイント)

 どうやら顔の特徴だけを見ているのではなく、人体の特徴を検出している様で、二人の人体を見分けられない様なシーンでは男性顔に乗り移ったままになる。
ペア競技テスト(自作アプリで表示)
ペア競技テスト(自作アプリで表示:桃色枠がフォーカスポイント)

 乗り移り・戻りの経過時間や顔間隔などもパラメーターとしてあるだろうけど、くるくる回る女性を見失う事が圧倒的に少なくなった。 これまでは女性を追ってるつもりが、気が付いたら男性顔にピントを合わせてしまっている事が多かった。 この修正は褒めてあげて良いと思う。

動作安定性

 以前のバージョンでは撮影中にファームウェアが突然リスタートする事があった。 頻度は3日間に1回程度だけど、肝心なところで発生するのが困りものだ。 断続的な連写撮影を行って、次のレリーズ...を行うと勝手に再起動するパターンだ。
 今回の撮影ではこの様な現象は発生しなかったが、新たなバグが組込まれている。 撮影中に急にAF・トラッキングが妙な挙動になり、まともにピントを合わせられなくなる。 雰囲気としては「AIプロセッシングユニット」が発狂している感じだ。 これはメインスイッチのOFF/ONで復帰した。
 ILCE-9M3はバッテリー消費が著しいので、大容量外部電源からUSB-Cにて給電しているので、電池交換などにより「完全な」電源オフが行われない。 この様な条件ではシステムメモリにゴミが溜まり続けるのかも知れない。 Ver.4.00使用開始6時間程度で発生したので、ちゃんと評価できるプロにテストして頂きたい。

縦位置グリップの不具合

 縦位置グリップ VG-C5 には妙なバグがある。 僕は縦位置撮影が圧倒的に多いので、縦位置グリップ側のレリーズボタンやAF-ONボタンを常用している。 横位置撮影の場合でも縦位置グリップを下側にして使うほどだ。 不具合内容というので、VG-C5のAF-ONボタンが「押しっ放し」なのに「押されていない」と判断されてしまう事だ。 2025年1月の購入時からこの症状があったけど、最近は「押されていない」と認識されるまでの時間が短くなってきた。
 AFさせてるつもりなのにAFされていないので、慌てて「再押し」するとAFが開始されるけど、狙った被写体を外してしまう事が多々ある。 ちなみに、ボディー側のAF-ONボタンではこの様な症状は発生しないし、VG-C5のAF-ONボタンでAFしなくなった状態でボディー側のAF-ONボタンを(左手で)押すとAFがスタートする。 接触不良も疑ったけど、VG-C5のAF-ONボタンでAFしなくなってからAF-ONボタンをグリグリ押しても一切応答しないけど、再押しすると反応してくれる。
 ファームウェアの問題だけではなさそうだけど、多分スイッチは押されているのに押されていないと誤認識するのはファームウェアのチャタ吸などに問題がある様な気がする。
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