SONY α9 + SEL200600G の怪

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ILCE-9 + SEL200600G
今シーズンはこのセットで撮影しているんだけど、どうも妙なんです。 SEL100400GMで撮影した写真よりシャープ感が低く感じるのは「GM」じゃなく「G」だからかとも思うけど、大きなピンボケはそんな理由じゃない気がしている。 このセットによる合焦率は大変良いのだけど、撮影中に『ゲゲッ、これじゃレリーズでけん!』っていうシーンもあるので、合焦率の向上に寄与してしまっている事は確かだ。 今回は、特に酷いシーンを取り上げて、ソニーさんに改善をお願いしたい。

ピンボケになる事が多々ある

このセットで使っていて困るのは、ピンボケになる場合が多々ある事だ。 選手が壁際に行った場合に壁にピントが行ってしまうのは、カメラのトラッキング不良が原因だと思うけど、明らかに壁等をトラッキングしちゃってない場合でも、ピントがボケる事があるのだ。

ド前ピンになる場合
この写真は連写した駒のうち、ド前ピンになっている写真を提示している。 撮影時のカメラのトラッキング状態は顔追尾になっている事が判るので、顔にピントが合って良いハズだ。 しかしながら、被写体が全くないピント位置に合わせてしまっている。


ド後ピンになる場合
この写真も連写中でピント異常の写真を提示した。 先の写真と同じで、撮影時のカメラのトラッキング状態は顔追尾になっている。 壁にピントを持って行かれた様にもみえるけど、連写した駒を見てみると、測距枠が壁のロゴに行っている感じではない。

実はこれらの写真は焦点距離がテレ端の600mmではなく、ちょっとだけワイド側に引いている。 しかも、その前の駒までの焦点距離は600mmなので、ズームを操作した瞬間なのである。 以前、SEL100400GMとの組み合わせで連写中にズームするとピントが吹っ飛ぶ現象があったけど、それに近い感じだ。 これでは、スポーツシーンで安心して使う事が出来ないので、早急に修正して貰いたい。


異常なブレ写真(SEL100400GM)

20fpsで連写した3駒中、2駒目が異常にブレている
この写真はSEL200600GではなくSEL100400GMで撮影した写真だけど、連写2駒目だけが異常なブレ写真になっている。 手振れなら他の駒にも表れそうだけど、ほんの50ミリ秒の間に、その駒だけ手振れさせるのはちょっと無さそうな気がする。
ソニーさんの手ブレ補正機構の構成がどうなっているのか判らないけど、メカ的なロック機構が無い様に思われるので、光学式手ブレ補正機構かボディー内手ブレ補正機構が「ビクッと」動いたのではないかと疑っている。

また、SEL200600Gの光学式手ブレ補正機能には「MODE3」が搭載されていて、『スポーツや動物など動きが不規則で速い被写体を撮影する際、ファインダー像が安定して見えるため、フレーミングがストレスなく行えます。』と謳っているけど、かえってブレ写真が多くなるので、この写真と同様に僕はOSSをオフにして使っている。

まとめ

仕事で使っているフォトグラファーも随分と増えたので、様々な不具合報告がソニーさんに入っていると思う。 『アップデートで「育てる」時代へ。』と言うのだから、バグや機能不全は是非とも対処して頂きたい。

なお、メカシャッターによるフリッカー防止機能は電子シャッター使用時と異なり、測距回数が極端に減るので、AFがヘロヘロになる。 画面中央が明るくなるタイミングで良いので、電子シャッターでのフリッカー防止機能を盛り込んで育てて欲しい。

それから、ソニー機材を使っているフォトグラファーから現場で「銀座のプロサポートで数人掛りで数時間トライしても解決しない問題」を相談される事が多々ある。 現場で機材の設定をしてあげると「簡単」に解決する問題が殆どなので、プロサポートの方はもう少し自社機材の勉強をして頂きたいなぁ。

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