SIGMA Firmware Update | シグマのファームウェアアップデート

EOS-1DX Mark II と SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art
シグマ製キヤノン用交換レンズのファームウェアがアップデートされた。 アップデート内容は...

『今回のレンズファームウェアの更新により、カメラに搭載のレンズ光学補正機能に対応し、光学特性に合わせた補正が行えたり、レンズ光学補正を「する」にして撮影をしたときに正常でない画像や動作エラーが発生したりする現象の改善を行います。』

という事で、カメラが生成する画像で光学補正が掛けられるようになる。 色収差は気になるので、コレは有難いゾ!


レンズのファームウェアアップデート

早速、SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art をアップデートしてみたので、結果を報告しよう。

レンズのファームウェアを2.00へアップデート
レンズのファームウェアを手順通りにVer2.00へアップデートした。 アップデートに必要な時間は短くて、あっさりアップデート終了。


カメラでちゃんと認識されます
EOS-1DX Mark II に装着してみると、ちゃんと認識されて光学補正が掛けられます。 ただし、Digital Lens Optimizerのデータを有してる訳ではないので、カメラ内再現像とかDPPでの現像時にDLOを掛けられる訳ではない。 輝度差がある被写体のエッジに出てくるパープルフリンジ(色収差)の緩和が恩恵な程度かなぁ。


シグマのデザインは好きになれない...個人的に
実はシグマレンズのデザインは好きになれない。 何が嫌かというと、マウント部のテカテカパーツが安っぽくて嫌いなのよねぇ。 自分のカメラやレンズって機能だけでなく、持っていて好きになれるデザインである事が重要。 なので、シグマのレンズはドナドナしようと思っていたけど、今回のファームウェアアップデートにより もう少し使ってみようと思う。


マウントコンバーターのファームウェアアップデート

マウントコンバーター MC-11 のファームウェアアップデート
SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11 EF-E のファームウェアもアップデートされた。 MC-11を2個もっているので、1個だけアップデートしてファームウェアの新旧比較をしてみた。


SONY α9 と SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11 EF-E + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art
SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art をVer2.00にアップデートし、SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11 EF-E も Ver1.12 にアップデートして SONY α9 に装着してみると、今まではダメだった周辺測距点でもAF出来るし全測距視野で瞳AFが働く。 『そんじゃ、比較』という事で、古いファームウェアのままのMC-11で試してみると やはり周辺測距視野ではAF出来ないので、最新ファームウェアの利点を十分感じることができた。

ところが、再度新ファームウェアのMC-11に付け替えてみると、今度は周辺測距視野でAF出来ない状態に戻ってしまった! 何故だ?


SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11 EF-E のファームアップが出来ないヤツがある
気を取り直して古いファームウェアのままの MC-11 をアップデートしようとすると『コンバーターを正常に認識できません』というメッセージが...
どうなってるの?


まとめ

新ファームのレンズと新ファームのMC-11とを組み合わせた場合は周辺測距点でもAF可能になるけど、新ファームのレンズと旧ファームのMC-11とを組み合わせて動作させてしまうと、新ファーム同士での組み合わせを装着しても後の祭りになる様だ。 また、MC-11 のファームアップが出来ない事もある様で、シグマさんの品質管理はイマイチな気がするぞ!

【追記
その後、カメラの電池を脱着したら新ファーム同士での周辺測距点AFや瞳AFが動作する様になりました。 どうやら、カメラが装着レンズの状態を記憶している様ですねぇ。

【追記2】
EOS-1DX Mark II には対応してるけど、EOS-1DX には対応していないという事だった。 なので、EOS-1DX に装着してみたら...やっぱり『補正データがない』という事で、周辺光量補正と色収差補正は掛けられませんでした。 カメラが補正データ通信に対応していないので仕方無いですな。m(_ _)m

EOS-1DXでは補正出来ない

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