SONY NEX 5 と E 16mm F2.8 |
僕がこのレンズを買ったのは SONY NEX 5(コレも古いね)に常時装着するのにピッタリだったからで、周辺画質の悪さには目をつぶった。 その後、フルサイズの SONY α7 II を使う様になり、めっきり出番が無くなった。 特に SONY α9 に装着すると、新しいAF方式に最適なレンズじゃないので、酷いウォブリング動作によりファインダーを覗いているとクラクラしてくる。
でも、24mm相当の画角で写せるパンケーキレンズは唯一無二の存在なので捨てずに手元に残してある。
AF-Cにて撮影する時のウォブリング動作がどんな感じかは、下の動画を見れば判る。
今なら SIGMA 16mm F1.4 DC DN とか SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS という沈胴式で電動ズームレンズを買う人が殆どだろうけど、SIGMA 16mmはくそデカいし SONY E PZ 16-50mmは電動ズームレンズの故障が多そうだし、欲しいという感じにはならないのよ。
このレンズはAPS-Cサイズ用レンズなので、フルサイズ機に装着した場合は(設定してあれば)自動的にAPS-Cにクロップされて撮影出来る。 SONY α9 などは 6000x4000 の 24M画素機だけど、APS-Cクロップだと 3936x2624 の 10M画素で撮影される。 今時のデジカメ写真で画素数が 10M というのは解像度が貧弱だけど、E 16mm F2.8 レンズの低画質があまり気にならなくなる...というのは精神的に良い。
画面周辺画質は現代のレンズとしては残念 |
レンズ構成図 |
SONY ILCE-7M2 E 16mm F2.8 ISO:100 F:4 Tv:1/400s |
一眼レフと呼ばれる光学ファインダーを装備した「クラシックなカメラ」は、ファインダーの明るさを確保するために開放F値が明るいレンズの方が便利だった。 前世紀の一眼レフで撮影する時は必ず2段絞ったりしていたけど、現代のデジカメは電子ビューファインダーなので、明るいレンズでも暗いレンズでもファインダーは充分に明るい。 なので、装着するレンズはファインダーのためじゃなく「撮影する写真のために明るい」という本質を追求する様になり、開放性能が劣るレンズは存在意義が薄れてしまった。
このレンズは最短撮影距離が 24cm なので、最大撮影倍率はたった 0.078倍 しか無い。 ぐっと寄った写真を撮れないのは普段使いとしては困ったところ。 ただ、至近端まで寄って開放で写せば主題以外をちょっとボカす事は出来る。
SONY ILCE-9 E 16mm F2.8 ISO:200 F:5.6 Tv:30s×100frames |
SONY ILCE-9 と E 16mm F2.8 |