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| LINHOF Super Technika V 23 と Tele-Arton 180mm F4 |
Technika はリンホフを代表するフィールドカメラで、Super Technika V 23 は2×3in判のモデルである。 4×5in判のモデル名が「Master Technika」という名称に変わっても、2×3in判のモデル名は「Super Technika」のままだったこともあり、「V」抜きで「LINHOF Super Technika」といえば V 23 の事である場合が多い。
なお、2×3in判の Super Technika は4×5in判の Master Technika より小型であるためレンズボードも小型で、一般に言われる「リンホフボード」とは互換がない。
LINHOF Super Technika V 23
Technika(テヒニカ)シリーズはドイツのリンホフ社を代表するフィールドカメラで、1956年発売の Super Technika IV の4×5in判モデルがプロカメラマンの標準機材となっていた。 2×3in判の「Technika」は 1934年に試作した Ur-Technika が原点らしい。 その後、製品として改良・変更を施しながら製造され続けた。
僕が知っている2×3in判Technikaの分類は、以下の様になっている...多分....
| 発売年 |
モデル名 | 備 考 |
| 1934年 |
Ur-Technika | 試作機 |
| 1936年 |
Technika 23 |
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| 1946年 |
Technika III 23 |
フロントとバックのアオリ機能強化 |
| 1951年 |
Super Technika III 23 |
距離計内蔵ファインダーを搭載 |
| 1956年 |
Super Technika IV 23 | バック交換がワンタッチに |
| 1956年 | Technika IV 23 |
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| 1962年 |
Technika 70 |
距離計内蔵ファインダーと外測式露出計を搭載 |
| 1963年 |
Super Technika V 23 |
距離計のみ内蔵でファインダーは外付け |
| 1963年 |
Expert 70 |
Super Technika V 23 から距離計を省略 |
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| LINHOF Super Technika 23 |
LINHOF Super Technika V 23 は1963年から2003年まで製造され、大別すると前期型と後期型がある。 大きな違いとして前期型は若草色っぽいベージュ塗装(僕の個体は塗装がかなり焼けてしまったけど)で後期型はブラック塗装になっている。 個人的には前期型のベージュ塗装の方がビンテージ感があって好きだ。
なお、LINHOF Super Technika III 23 や IV 23 や Technika 70 も機能的には優れたカメラだけど、デザインが僕の好みじゃない。 一方、Super Technika V 23 はデザイン的に僕好みだし、アナトミカルグリップを装着した容姿はカッコ良いと感じさせる。 このアナトミカルグリップは角度を回転させる事ができ、上側からケーブルレリーズを装着できるので、手持ちで撮影するのに便利だった。
レンズボード周り
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| レンズボード周り |
レンズボードを装着するスタンド部は上下ティルトと左右シフト及び上シフトが可能で、多彩な映像表現に対応している。 アルミ合金鋳造製のレンズボード自体は専用仕様になっていて、Technika 70 と Expert 70 以外のどの機種とも互換は無い。 レンズボードにはケーブルレリーズソケットが装備されたものもあり、ワンタッチでケーブルレリーズを脱着できる。 また、バックフォーカスが短い広角レンズ用にリセスボード(凹ボード)も用意され、レンズボード装着基準面よりフィルム側にレンズを寄せる事が出来る。 なお、ティルト・シフトを利用するにはイメージサークルが大きいレンズの使用が必須となる。
内蔵距離計
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| 内蔵距離計 |
Super Technika III型やIV型には2重像合致式連動距離計が内蔵されたビューファインダーを搭載していて便利なカメラだけど、個人的にデザインが好きになれないので Super Technika V型 を選択した。 Super Technika V型はカメラ右サイドに距離計があり、上の丸窓と下の丸窓とによる上下像が一致する様にピント合わせを行う。 焦点距離が180mmまでなら基線長は充分だと思う。 当然だけど、距離計が連動しないレンズはピントグラスでピントを合わる事になる。 距離計の接眼部にゴム製のアイカップが装着したあったんだけど、外れて何処かに落として来たらしい。💦
距離計連動カム
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| 距離計連動カム |
ひとつのカムに3種類の焦点距離に応じたカーブが削られていて、対応する焦点距離に応じて装着位置を変えてセットする。 標準は 65mm , 100mm , 180mm の3種類の焦点距離に対応したカムで、カメラとレンズのセット商品では同梱レンズに合わせたカムカーブが予め切削されていた。 また、使用するレンズに応じてカムカーブを切削するサービスもあったらしい。 例えば、焦点距離が同じ100mm表記であっても真の焦点距離が微妙に異なるので、レンズ個々に合わせた精密なカムカーブの切削が必要になる。 今となってはカムの切削サービスを行ってくれる工房なんて無いんだろうなぁ。
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| カムのレンズシリアル番号 |
距離計連動カムの焦点距離刻印の横に刻印されている数字列が対応レンズのシリアル番号で、そのレンズ個体に合わせてカム面が切削されている。 なので、焦点距離が同じであっても異なる個体を装着すると、無限遠を合わせても近距離になるほど誤差が大きくなる...誤差だけどね。 僕の
100mm用カムは Symmar 100mm F5.6 に合わせてあるので Technikon 100mm F2.8 はまだしも、Planar 100mm F2.8 では近距離側で実ピント位置が結構ズレてしまう。 なお、カムの写真では右上の「
100」と書かれた付近が無限遠位置で、レールを無限遠に繰り込むとカムが反時計方向に回転して「
100」付近が距離計コロと接触している状態になる。
なお、中古市場では出荷時のカメラとレンズとのセットをバラバラにして売り払ったりするので、カムに合致するシリアル番号のレンズがセットになっていない事が多い。
その昔に80mm用カムが欲しくてサードパーティー製の53mm/80mm/180mm用カムを購入してみたところ、切削面カーブは良さそうだけど切削基準点(無限位置)の精度がいい加減な代物だった。 なお、Super Technika V 23 のカムは Technika 70 とは互換があったけど、4×5in判モデルのカムとは全く互換が無いし、Super Technika III/IV 23 とも互換が無かった。
ベッド(前蓋)
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| 15°ダウン出来るベッド |
カメラのベッド(前蓋)には2段のレールがあり、このレール上にレンズを載せてピント調節する。 2段レールなので随分と伸ばすことができ、望遠レンズや接写にも対応する。 フィールドカメラで困るのは、フィルムホルダーをレボルビングして広角レンズによる縦位置撮影ではベッド先端が映り込んでしまう事だ。 そこで、ベッドを15°ダウンしてベッド先端の映り込みを回避する工夫が盛り込まれている。 広角レンズ用のカムはベッドダウンを前提に切削されているので近距離側でも問題なく距離計が連動する。
ただし、15°傾いたベッドのレール上に15°ティルトさせたレンズが載っているので、フォーカシング操作でレンズが上下にシフトしちゃうし、無限遠位置でレンズが光軸より上方にシフトしちゃってるのが気に喰わない。
という事で、広角レンズの利用にはベッドダウンやレール位置後退の設定に手順があるので、現場でアタフタしないようにちゃんと覚えておこう。 なお、以下の手順は僕が実施している広角撮影前の手順なので、人によって違っていたりすると思います。
- フロントベッド(前蓋)を普通に水平まで開く
- レールをグリグリと繰出してカムを使用レンズ用カムに変更したら再び無限遠に戻す
- レール上の使用するレンズ用ストッパーを上げる
- レンズスタンド部を引き出してストッパーに突き当てて固定する
- フロントベッド(前蓋)の左右にある支えを下へ押し、ベッドを下側に一段(-15度)傾く穴で固定する
- レンズスタンド部のティルト固定ネジを緩め、ボタンを押してレンズボードを最大ティルト(+15度)させ、ティルト固定ネジを締める
- 上段レールの基準位置ロックを押して(解除して)上段レールを本体側へ広角位置ロックに嵌るまで押して戻す
これでベッドダウンしつつレンズボードはフィルム面と並行になっていて、距離計カムも連動する状態になっている。
なお、80mmレンズもカムカーブも含めてベッドダウンして利用するのが標準仕様だけど、横位置撮影ならベッドダウンしなくてもケラレない。 また、65mmレンズでもロールフィルムホルダーの56x84mmで横位置ならベッドダウンしなくてもギリギリだけどケラレないが、6.5x9cmサイズのカットフィルム(絶滅済みだけど)ではケラレてしまう。
交換式距離スケール
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| 交換式距離スケール |
ラックピニオンで繰り出されるレールの位置に応じて撮影距離が判るように距離スケールが付いている。 僕自身はスケールを使ってピント位置を設定した事は無く、凡その被写体距離を確認する程度だった。
この距離スケールは使用するレンズに応じて交換が可能で、数種類のスケールが発売されていた。 なお、この距離スケールも4×5in判や他モデルとは互換が無かったと思う。
ユニバーサルファインダー
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| ユニバーサルファインダー |
V型用で新タイプの専用ユニバーサルファインダーは高額で買えなかったので、外装の色味が同じで旧タイプの4×5in版用の中古ユニバーサルファインダーを使っていた。 ファインダー先端の視野マスク部を回転させる事で横位置・縦位置撮影に対応でき、手動によるパララックス補正機能も備わっている。 ただし、レンズの焦点距離スケールが4x5in用なので、焦点距離スケール部に6x9cm用の焦点距離を印刷した紙を貼っている。 チョット困るのは、そのままではファインダー視野が7x9cm版相当になるので、6x9cm版と6x7cm版用の視野ラインを付ける必要がある。 ビューファインダーは気休め程度の構図確認なのでコレで充分だ。
なお、このファインダーの焦点距離を変更するには距離位置(パララックス補正)を無限遠にしたうえで、左右のボタンを押しながら前後すればファインダーが伸縮して視野範囲が変化する。 滅多に使わないので、無限遠にするのを忘れて『あれ、動かない! 壊れたかぁ?』と悩む事がある...自分が耄碌したせいかも知れないけど。
水準器(社外品)
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| 中華製水準器 |
ユニバーサルファインダーは距離計を使った速写優先のときに使う程度だったので、アクセサリーシューには出番が少ないファインダーを載せる機会が殆どなかった。 そこで、最近になって中華製の水準器を載せてみた。 というのも、ピントグラス上では映像が上下左右が反転しているので水平出しが意外と難しく、現像してみたら水平がズレていた事も多いので、水準器に頼った方が確実だと気が付いた。
カメラバック
Super Technika V 23 のカメラバックは交換式で、ピントグラスユニットやロールフィルムホルダーやポラロイドバックに交換可能だ。 各種カメラバックは横位置・縦位置用に回転可能である。 カム連動しないレンズを使う場合にピントグラスユニットでピントを合わせてからロールフィルムバックに交換する必要があり、撮影までの儀式を楽しめるけど面倒ではある。 僕が犯しがちな失敗は、遮光スライドを挿入したまま撮影しちゃう事で、現像してから暗黒写真を見て気が付くことも多々あった。
バックティルト機構
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| バックティルト機構 |
このカメラの本体側にはバックティルト機構が備わっていて、4ヶ所の支柱を出し入れする事で上下左右へティルトする事が出来る。 レンズボード部では左右方向へのティルトが出来ないのでバックティルトで対応する必要があるし、レンズのイメージサークルを考えると画面中央の主光軸がほぼズレないバックティルトが最も適していると思う。 Super Technika V 23 のバックティルト機構内には樹脂パーツが使われていて、残念な事に僕のボディーでは樹脂パーツが割れてしまい、❝箸❞を使わないとバックティルトロックを解除できなくなってしまった。 修理したいけど交換パーツなんて入手出来ないんだろうなぁ。
ピントグラスユニット
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| ピントグラスバック |
連動範囲外に接写する場合やカム連動しないレンズを使う場合や、正確な撮影範囲を確認したい場合などではピントグラスで確認しなければならない。 残念ながら標準のピントグラスは暗いので、標準ピントフードによる明るい環境下での構図確認やピント確認がとても難しい。 標準ピントグラスは単なるスリガラスなので、現代のサードパティー製の明るいピントグラスに交換すれば作業が格段に楽になると思う。 ただし、明るいピントグラスはボケ具合が少なく見えるので、明るいレンズほど実際にフィルムに写るボケ量の推定に感を要する。
僕はあまり明るくないグリッド線付きスクリーンに交換し、更に観察側にフレネル板を張り付けて画面周辺が暗くならない様にしている。 残念ながら、フレネルのピッチが荒いので、ルーペでピント確認する時にフレネル溝が気になるのが難点だ。
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| アングルミラー |
ピント合わせに難儀する標準ピントフードだけど、アングルミラーが用意されていた。 標準のピントフード部を外し、拡大レンズが付いたアングルミラーに交換すれば外光に影響されないし、左右反転だけど上下正像になるので構図確認がやり易くなる。 縦横の構図変更にも対応していて、フィルムバックをレボルビングした際にミラーが付いたアイピース部を90度回して着け換えることで、常に上から覗くことが出来る便利なアイテムだ。 ただ、持ち運びの際に嵩張るのと、通常の拡大ルーペの様に好きな位置を大きく拡大出来ないのが難点だ。 なお、僕のカメラ本体とは色味が随分と違い過ぎるので、年々「塗り直したい欲求」が高くなっている。
SUPER ROLLEX(ロールフィルムホルダー)
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| SUPER ROLLEX |
リンホフには SUPER ROLLEX と呼ばれるロールフィルムホルダーがあり、ピントグラスバックと交換して利用する。 120フィルム用には 6x9cm版 / 6x7cm版 / 6x6cm版 / 6x4.5cm版 があり、220フィルム用には 6x7cm版 で20駒撮影出来るものも用意されていた。 また、この他にも70mmシネフィルムを利用する Cine Rollex という製品もあった様だ。 220フィルムもシネフィルムも絶滅しているので、今使えるのは120フィルム用だけである。 (220用に120フィルムを入れて使えるのかは不明)
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| スタートマーク合わせ |
暫く使わないでいると『スタートマーク合わせは何処だっけ?』てな事になるので、良く覚えておこう。 また、6x9cm版も6x7cm版も全く同じデザインなので、開口部がある外枠と巻き上げ機構部がある中枠とを入れ違えると妙に像間隔が空いたフィルムになったり像が重なったフィルムになってしまう。 中枠だけでは6x9cm版なのか6x7cm版なのか直ぐには判別できないので、中枠に判別用のシールなどを張っておくと良いだろう。 ちなみに、巻き上げレバーは左側に付いていて、通常のカメラとは逆方向に回す様になっている。
SUPER ROLLEX のフィルム装填・巻き上げ操作は以下の手順で行う。
- ロールフィルムホルダー横のツマミを縮めて背蓋を開けたら中枠を取り出す。
- 中枠のフィルム送り出し側にあるカウンター動作用ゴムローラーがロックするまで送り出し方向に優しく回しておく。
- フィルム装填時にローラーに不要なテンションが加わらない様に裏紙は充分に引き出しておく。 裏紙を引き出す量は圧板に開いた穴の中心にスタートマークが来る量で、調節しておくこと。
- 巻き取り側のスプールに裏紙をしっかり差し込んで外れない様にし、巻き上げレバーを小刻みに操作して引き出した裏紙を巻き上げスプールに巻き取る。 この時点でもスタートマークは穴の中心にあることが重要です。
- 中枠を外枠にセットして背蓋を閉め、カウンターが1になるまで巻き上げる。 セミオートマット方式なので、カウンダーが1になれば巻き止めが働く。
- 撮影後は背面の上方にあるスイッチを左側へスライド操作して巻き止めを解除する。 巻き上げレバーを操作すれば次の駒になったら巻き止めされる。
- 6x9cm版であれば8駒まで撮影したら巻き止めが解除されて最後までフリーに巻き取る事が出来る。
当然なながら、上記手順6の前に撮影操作があるけど、撮影時には遮光用スライドの挿抜操作やピント合わせ操作などが入る。 遮光用スライドを抜くのを忘れ、現像してからガッカリする事がある。💦
RAPID ROLLEX(ロールフィルムホルダー)
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| RAPID ROLLEX |
RAPID ROLLEX は変わりダネのロールフィルムホルダーで、ピントグラスユニットのままでピントグラス前にカットフィルムホルダーの様に挿入して使える。 画面サイズは6x7cm版で120フィルムで10駒の撮影ができ、ピントグラスで構図確認・ピントの確認をしたら RAPID ROLLEX を挿入して撮影に移る事ができる。
実は僕の RAPID ROLLEX は4x5in版カメラ用なので、Super Technika V 23 には装着出来ない。💦 2x3in版カメラ用の RAPID ROLLEX が見つからなかったので、4x5in版用の RAPID ROLLEX を2x3in版カメラに入る様に周辺を削ってしまおうと目論んで購入したのだ。
ところが、単純に周辺を削っただけでは光線漏れが発生する事が判り、悩んでいるうちにお蔵入りになっていた。 僕も暇な歳頃になったので、改造を実行に移そうと企んでいる。 樹脂製なので周辺をカットするのは何とかなりそうだけど、光線漏れを防ぐ工夫・加工を施す必要がある。
ポラロイドバック
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| ポラロイドバック |
FP-100Cインスタントフィルムが使える Polaroid Land Camera Back for Linhof 6x9 Technika という製品があった。 僕の経験では綺麗に撮れた試しがない。 本撮影前の 露出確認・ライティング確認・構図確認 などに使う試し撮り用と割り切るしかないけれど『もっと綺麗に撮れたらなぁ...』と思ってしまう。 わざわざコレを持って出掛ける事が殆どないので死蔵品になっているけど、生産終了したFP-100Cインスタントフィルムが冷蔵庫の中に数箱あるので機会を見て使い切ってあげようと思う。
ちなみに、ハッセル用のポラロイドバックと違って、光路長調整用のガラス板が無いのでガラス面へのキズやゴミなどの写り込みを気にする必要が無い。
使用レンズ
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| LINHOF Super Technika V 23 の使用レンズたち |
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レンズ名 |
メーカー |
感 想 |
| ① |
Super-Angulon 65mm F8 |
Schneider |
ほとんど使ってない |
| ② |
NIKKOR-SW 65mm F4 S |
Nikon |
お気に入りの広角レンズ |
| ③ |
Xenotar 80mm F2.8 |
Schneider |
解像感が素晴らしいレンズ |
| ④ |
Symmar 100mm F5.6 |
Schneider |
選別された?良く写る標準レンズ |
| ⑤ |
Technikon 100mm F2.8 |
Rodenstock |
“ヘリゴン”らしいしっとり描写 |
| ⑥ |
Planar 100mm F2.8 |
Carl Zeiss |
ボケを楽しむ素敵なレンズ |
| ⑦ |
Tele-Arton 180mm F4 |
Schneider |
柔らかい描写の中望遠 |
| ⑧ |
NIKKOR-T*ED 270mm F6.3 |
Nikon |
お気に入りの望遠レンズ |
Xenotar の描写が嫌いじゃないので、長年 Xenotar 100mm F2.8 を探していたけど、安くて状態が良い中古レンズに出会えないままだ。 年々価格が高騰している様なので、今後も入手は難しいだろう。
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| 無限遠ストッパー |
各種レンズを使っていて困るのは、レールに取り付けるストッパーが他のレンズ用ストッパーと干渉しちゃう事だ。 ストッパーのタイプなどを変えて何とかしているけど、ストッパーにちゃんと色付けしておかないとどのストッパーがどのレンズ用なのか判らなくなる。 僕はストッパーの頭に 65mm:黒 / 80mm:白 / 100mm:赤 / 180mm:黄 / 270mm:緑 の色を付けて判別し易い様にしている。 ちなみに、色付けはマニュキアとかプラカラーを使ったりしています。
距離計を使わないでスクリーンでピント合わせするならストッパーの無限遠位置は重要じゃなく、レンズボードの左右平行度(画面左右のピント具合)を正確に再現させることが重要なのだ。 ストッパーを使わないでテキトーにレンズスタンダードを止めると左右のピントが微妙にズレている事が多い。 絞りを開放で使うと容認できない程ズレていたりする。
あとがき
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| スピグラは映画にも登場する |
フィールドカメラといえばアメリカのグラフレックス社が作ったスピグラが有名で、当時を題材とした映画などに良く登場している。 一方、リンホフ社のテヒニカは映画などへの露出が少なく一般人への知名度ではスピグラには及ばないけど、プロの写真家ならスピグラを持っていなくてもリンホフなら必ず持っている?カメラだ。
スピグラとリンホフには明確な思想の違いがあり、スピグラはアメリカらしい割り切り製品であり、リンホフは頑健でドイツらしい拘った作り込みが特徴の製品だと思う。
それにしてもフィルムがえらく高価だ。 現像代も高くなったし、モノクロフィルムは現像日程が忘れるほど長くなったし、何となく現像品質も悪くなった気がするなぁ。 庶民が楽しめる趣味じゃなくなってきた。
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