アップデートした液晶画面 |
Ver.6.00のアップデート内容
Ver.6.00のアップデート画面 |
ちなみに先日の取材時に SONY α9 を女子大生に一台貸したんだけど、設定をカードに記録出来れば便利なんだけど、痒いところに手が届かないのもソニーらしい。
<今回のアップデートでの変更点>
- リアルタイム瞳AFの動物対応
動物に対応したリアルタイム瞳AFとトラッキング機能の併用が可能になりました。人物と動物の瞳を同時に検出することはできません。また、動物の種類、複数の動物、動き回るような撮影環境では、瞳を検出できない場合があります。詳しくはサポートサイトを御覧ください。 - インターバル撮影機能の追加
- ワイヤレスリモートコマンダーRMT-P1BT[別売]に対応
- 操作性向上
- フォーカス枠の色を指定する機能の追加
- MENUボタンを押したときに、マイメニューを最初に表示する機能の追加
- 動作安定性向上
僕はペット写真を滅多に撮らないので、アップデート内容として有難いのはフォーカス枠の色指定とインターバル撮影機能とマイメニューを最初に表示かなぁ...あえて比較テストする必要も無さそうだ。
AEロックボタンのバグは治っているのか?
AEロックボタンのバグは治っているのか? |
今回のップデートでは測距枠を赤く表示させる事が出来る様になったので、AEロックボタンを押してるのに測距枠が赤のままならAFが動いてないという事が直ぐに判る様になった。 とはいえ、AEロックボタンが空振りする事があるのは確かなので、いい加減に直して貰いたい。
フォーカス枠を赤に設定すれば、緑のAF動作中と赤のAF前とで見分け易くなるけど、確実にAFがスタートしてくれる事が重要だ。 それに、Ver.6.00の赤枠はうっとおしいほど強いと思う。 赤色枠は目立つので、赤枠線をもっと薄くすべきだ...いったい誰にテストさせたんだろう。 枠の後ろの選手が見え難いんじゃ意味が無いのよ。
SONY α9のファームウェアアップデート履歴
インターバル撮影機能は地味に嬉しい |
Ver.1.00 May/26,2017 発売
Ver.1.01 Jun/08,2017 温度上昇警告仕様
Ver.1.10 Sep/27,2017 バグ修正
Ver.2.00 Jan/11,2018 AFの性能向上/プロ要望
Ver.3.00 Jun/28,2018 AFの性能向上/SEL400F28GM対応
Ver.3.01 Jul/10,2018 バグ修正/AFの性能向上
Ver.3.10 Sep/11,2018 バグ修正
Ver.4.00 Nov/15,2018 FTP転送機能追加
Ver.4.10 Dec/18,2018 バグ修正
Ver.5.00 Mar/25,2019 リアルタイムトラッキング機能追加
Ver.5.01 May/16,2019 バグ修正
Ver.6.00 Sep/24,2019 リアルタイム瞳AFの動物対応
事前のプロテストをしないで市場に投入しちゃった事が判る歴史だ。
さて、Ver.6.00がリリースされたのは9月24日だったので、9月21日から23日に撮影した試合は Ver.5.01 のままだった。 Ver.5.01での実戦結果を検証していなかったので、Ver0.5.01での実戦結果を書いておく。
昨年の撮影では、撮影した写真のピント・顔・眼をパソコンで自動判定させていたけど、ピンボケ写真もそれなりにあった。 Ver1.00~Ver2.00までは「おっぺけぺぇ」なAFで、ピントを合わせる工夫が必要な事から「ボケ防止」に丁度良かったけど、Ver.3.00以降は世間並み以上のAF精度になった。
時は過ぎ、今年の五月にリリースされた Ver.5.00 はオフシーズンだったので、実戦で使ったのは今回が初めてだった。
Ver.5.01の成績はどうだった?
Ver.5.01で撮影したサムネイル一覧 |
◎:78駒(ガチピン)
〇:55駒(合焦)
△: 1駒(甘い)
✕: 0駒(ピンボケ)
✕✕: 0駒(ポケポケ)
という結果だった。 合焦率は実に99.25%で、ガチピン率も58.2%だ! 実戦撮影でこの合焦率は素晴らしい。
しかも、今回はシャッター速度を1/800秒にしていたので、1/1250秒以上の高速シャッターを使えば被写体ブレが少なくなって、ガチピン率が更に上がるだろう。
スピンを多く撮った場合 |
◎:220駒(ガチピン)
〇:225駒(合焦)
△: 9駒(甘い)
✕: 1駒(ピンボケ)
✕✕: 0駒(ポケポケ)
スピン中はAFさせない事もあるけど、あえてAFさせているので、ピントに迷いがみられるし、被写体ブレも多い。 でも、合焦率は実に97.8%だし、ガチピン率も48.35%に達した。 もはやソニー機でピントが合わないと言うのは禁句だろう。
ちなみに、スポーツ撮影では『顔や眼ではなく、選手の上半身あたりでピントを合わせる』と指導するプロもいますが、私は昔から顔を狙ってピントを合わせてました。 SONY α9 Ver.5.00以降のリアルタイムトラッキングは、誰でも簡単に顔・眼を追尾をしてくれるので、構図作りなどに意識をまわせる利点は非常に大きい。 現状ではプロサポートが貧弱なソニーですが、SONY α9 こそプロの一手なんじゃないか..と思う。
まとめ
Ver.6.00でのスポーツ実戦撮影成績は10月初旬になるけど、Ver.5.01と大差は無いだろうと思う。 ペットの撮影とかなら優位性が発揮できそうだけど、それは他の方にお願いする。α9が吐く高感度JPEGは美しくない(ISO:8000) |
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