When is SONY DSC-RX10M4 Firmware Update ?

SONY DSC-RX10M4 のファームウェアアップデートはまだ?
SONY DSC-RX10M4 はシャッターボタン半押し状態で撮影していると、突然「リセット&再起動」する病気がある。 僕のRX10M4は2018年2月に韓国の江陵に仮設オープンしたソニーサービスで対策ファームウェアを入れて貰ってから「リセット&再起動」は発生しなくなった。 ただ、ファームウェアのバージョン表示はVer1.00のままだし、公式なアップデートの案内も無い。 どうやら、オンクレーム対応として対策ファームのバージョンも変えない事にした様だ。




SONY DSC-RX10M4 9.3mm(25mm) ISO:100 F:2.5 Tv:1/80s
このカメラはレンズ一体型デジタルカメラで、妻が使うカメラとして購入した。 広角24mm相当から超望遠600mm相当までのレンズを備えているので、様々なシーンで活躍できる。 広角端が24mmなので狭い駅舎内でも使い勝手は良い。

SONY DSC-RX10M4 49.5mm(135mm) ISO:640 F:4 Tv:1/160s
レンズ一体型なので撮像面ゴミに悩まされる事が無いし、広角から望遠まで使いたいペット撮りにも便利だ。 気になるのはフルサイズ一眼を使い慣れていると、センサーサイズが小型の1インチなので画質がコンデジ然としてる事か。

ソニーさんは「プロユースに応える...」と謳っているので、僕も使わせてもらうけど許せない欠点もある。

ファームウェアバグについては顧客を欺く様な事はするべきじゃないけど、SONY DSC-RX10M4 のメジャーアップデートを控えているから告知しないのだろうと思っていた。 ところが、一向にファームウェアのアップデートをする気配がないので、今のうちにアップデートして貰いたい事を書いておく。


シャッター半押し待機でリセット

シャッター半押しを継続するとリセットする
信じられないかもしれないが、SONY DSC-RX10M4はシャッターボタン半押し状態で被写体を狙っていると、突然「リセット&再起動」する。 この持病のおかげでシャッターチャンスを逃した事もあった。 対策ファームウェアは存在するけど公にされていないし、対策ファームウェアを適用してもバージョンに変化は無い。 「プロユースに応える...」なら、こんな事はあってはならない。

連写24駒目の写真
真冬の北海道で長時間撮影しているとカメラ内温度は17℃まで上昇し、バッテリーの持ちも悪い。 今更だけど、Zバッテリー仕様で発売すべきだったと思う。 この撮影時も突然のリセットが発生していたなぁ。


シャッター半押し中のズーム操作

シャッター半押し中にズームさせて欲しい
謳い文句の「特長 : プロユースに応える信頼性」に書かれている「快適な操作を実現する、フォーカス・ズーム・絞りの3つのレンズリング」のうち、シャッター半押し中でもズームリングを受け付ける様に改善して貰いたい。 シャッター半押し(AF追尾)中のズーミングはプロユースだと思うぞ。

AFさせながらちょっと引きたい事は多い
被写体が動体の場合、シャッターチャンスを逃さないように常にシャッター半押しでAFさせている。 DSC-RX10M4の場合は常にシャッター半押しって事になるので、手足が切られないようにちょっと引きたい場合にズームリングが応答しないのは実にイライラする。 「プロユースに応える...」って謳うなら早急に改善して欲しい。 これを改善してくれたら永く付き合えるカメラになる。


連写駒の露出

連写駒の露出が変だ(連写開始4駒目までを表示)
動体撮影なので、フォーカスモードをAF-Cに設定して連写撮影すると露出が変な場合がある。 勿論、フルマニュアル露出の場合じゃ無く、ISO Auto などの自動露出を併用した場合である。

連写した駒を眺めると、最初の3駒が露出がオバーだったりして、連写4駒目からきちんと制御される様だ。 これってファインダー内の状況も同じで、ホワイトバランスや露出が妙な事が多々ある。 その状態で撮影しちゃうとホワイトバランスは正常な写真になるけど、露出は妙なままの写真になる。

恐らく、オートホワイトバランスに設定してある場合、ファインダー表示の色バランスが妙でも撮影写真の色バランスはちゃんと仕上げてくれるけど、露出に関しては自動露出に設定してある場合、ファインダー表示の露出が妙な倍いは、妙な露出で撮影しちゃったので正常に仕上げるのは不可能な様だ。 連写の3駒目までAEロックされていて、4駒目に正常な露出になるんだけど、最初からまともな露出で撮影して貰いたい。

連写駒した最初の1駒
SONY DSC-RX10M4 220mm(600mm) ISO:10000(9659) F:4 Tv:1/1250s
これはシャッター半押しでしばらく選手を追尾していて、連写を開始した3駒目で、連写1~3駒目までが同じように露出オーバーだ。

連写駒した4駒目
SONY DSC-RX10M4 220mm(600mm) ISO:6400(6738) F:4 Tv:1/1250s
そしてこちらは連写4駒目で、露出がやっと適正になっている。

今の ILCE-9 は DSC-RX10M4 ほど酷い事にはならない。 ILCE-9の連写一駒目の露出精度がDSC-RX10M4より良く、露出ロックしちゃう駒数がDSC-RX10M4の3駒に対して2駒と少ないからだ。 DSC-RX10M4 はボ~っと動作している感じで、プロユースに応えてるとは思えない。 家電メーカーの様に、安易に「プロ」という職業を出すべきじゃないと思う...あっ、SONYは家電メーカーだったか。


まとめ

内蔵ストロボはキャッチライト用には使える
SONY DSC-RX10M4 47.9mm(131mm) ISO:1600 F:5.6 Tv:1/200s Flash:Built-in
SONY DSC-RX10M4 は24駒/秒の高速連写は便利な事もあるし、内蔵ストロボはキャッチライトが欲しいときに有用だ。

満月をピクセル等倍で表示
SONY DSC-RX10M4 220mm(600mm) ISO:200 F:8 Tv:1/640s
実は月の写真って簡単に写せる。 照明源である太陽から月までの距離は太陽から地球までの距離と同じなので、晴天の昼間に景色を撮影する露出と同じで良い。 問題なのは焦点距離で、超望遠レンズでなければ月は小さくしか映らない。 DSC-RX10M4の焦点距離600mm相当でも不足で1200mm相当程度は欲しいところだ。

上限の月をDSC-RX10M4とILCE-9とで撮り比べ
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS に1.4倍テレコンバーターを装着して焦点距離560mmの状態でILCE-9で撮影した月とDSC-RX10M4で撮影した月とを比べてみた。 DSC-RX10M4で撮影した月も結構良く写っている。


レンズ一体型デジテルカメラとしては結構良いと思うけど、「プロユースに応える...」って謳うなら今後のファームウェアアップデートでシャッター半押し中のズーム連写駒の露出は絶対に直して貰いたい。

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