Auto ISO

SONY ILCE-9 FE100-400mm F4.5-5.6 GM OSS ISO:12800(Auto) CMP:+1.0 F:5.6 Tv:1/1250s
デジタルカメラの便利な所は撮影駒毎にISO感度を変更出来る事。 銀塩カメラ時代でもフィルムバックを交換すれば、撮影駒毎にISO感度を変える事が可能だったけど、現実的じゃなかった。 デジタルカメラではISO感度をAutoに設定すれば撮影の最中でもダイナミックにISO感度が変わってくれる。 便利に使っている人も多いのではないかと思う。




SONY ILCE-9 FE100-400mm F4.5-5.6 GM OSS ISO:10000(Auto) CMP:+1.0 F:5.6 Tv:1/1250s
SONY ILCE-9 の ISO Auto は撮影画像に表示されるISO感度が同じであっても、連写中の露出が微妙に変化してると感じる場合がある。 自作の画像ビュアーにEXIFに隠された実効ISO感度値情報を表示する様にしてみた。 連写した8駒の画像では表示上のISO感度は10000になっているけど、氷面の表情が微妙に変化している。 ホワイトバランスはカスタム設定なので、露出以外にフリッカーの影響があるかもしれないけど、EXIFのMakerNoteを読み出してみると、ISO感度が 10476→10476→10391→10476→10504→10448→9555→9764 と変動している事が判った。


SONY ILCE-9 FE100-400mm F4.5-5.6 GM OSS ISO:Auto CMP:+1.0 F:5.6 Tv:1/1250s
逆に、上の写真の様に表示ISO感度が6400から8000へと変化しているのに露出変化が乏しいと感じる場合がある。 こちらの場合は、表示ISO値が6400→8000に変化していても、内部ISO値は7154→7249へと微妙に変化しているだけだった。 SONY機はAuto ISOの場合はISO感度をとても微妙に変化させていて、連写中の大きな露出変動を防いでいる様だ。 逆に、連写中でも微妙な露出変動がある訳で、好き嫌いが別れるところだろう。


SONY ILCE-9 FE100-400mm F4.5-5.6 GM OSS ISO:320(Auto) CMP:-0.3 F:5.6 Tv:1/1600s
微妙な変動が嫌な人や照明が安定している場合はISO感度を含めてフルマニュアルで撮影すれば良いけど、場所によって照明ムラがある様な場合はISO Autoはありがたい。 この機能を有効に活用出来るかはAE露出精度の出来によるので、ソニーさんには露出の安定性・精度を更に向上して貰いたい。 それにしても、ソニー機はカラーバランス・発色が好きになれない...涙。


SONY ILCE-9 FE100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
ISO:8000(8078) F:5.6 Tv:1/1000s
新横浜アイスアリーナは改修されてからフリッカーが無くなり、照明ムラも緩和された。 なので、娘の試合ではISO:8000固定で撮影した方が結果は良い。 本当なら EOS-1D X Mark II で撮影したかったけど、とてもじゃないけどシャッター音がうるさいクラシックな一眼レフは使えない。 発色が嫌だしローリングシャッター方式の電子シャッターだけど、まともに使える電子シャッターを搭載した ILCE-9 しか使えないのが悲しい。

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