アマゾン探検
アマゾン川は源流のペルーでウカヤリ川とラウリクチャ川とマラニョン川が合流するところからをアマゾン川と言うらしい。 でも、ブラジルに入るとソリモンエス川と呼ばれ、マナウスの下流でネグロ川と合流して再びアマゾン川と呼ばれるそうだ。 難しいけど、アマゾン川は長くて広いという事ね。 今回はマナウスへ行ったので、ちょっとだけアマゾン気分を味わって来た。
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EOS 5D Mark II EF24-105mm F4L IS USM ISO:100 F:5.6 Tv:1/500s |
アマゾン川(ここは正確にはネグロ川)は広く生活に使われているので、川に船舶用ガソリンスタンドが点在している。 ガソリン以外にオイルや軽い飲食品もあり、コンビニスタンドといった感じ。 そうそう、アマゾンでは「YAMAHA」や「SUZUKI」が超メジャー。 頑丈で壊れないエンジンとして一番人気らしい。
出発はマナウスのリゾートホテルから
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EOS 5D Mark II EF24-105mm F4L IS USM ISO:100 F:5.6 Tv:1/640s |
アマゾンクルーズの船着き場は高級ホテルの船着き場でもあり、水上機の離着水も眺められる。
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EOS 5D Mark II EF24-105mm F4L IS USM ISO:100 F:5.6 Tv:1/640s |
この小舟でアマゾン川をクルーズする。 ちょっと不安だけど、乗り込んだら救命胴衣を装着。 テンションが上がる。
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EOS 5D Mark II EF24-105mm F4L IS USM ISO:100 F:5.6 Tv:1/800s |
船着き場を出てからマナウスの下流を目指す。 船先にスポットライトが当たっている様で感じがイイ。 また、小さい船だけど結構なスピードが出るので波を切る振動が凄いし、流木に当たると沈没しちゃうらしい。
遠くに写っているのが2011年10月に完成した、長さ3.5Kmのリオ・ネグロ大橋。
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EOS 5D Mark II EF24-105mm F4L IS USM ISO:100 F:5.6 Tv:1/500s |
ブラジル人は海水浴が好き。 でも、アマゾン川には白砂海岸はありません。 川なんだから当然ですが、白砂を持て来て海岸の様な川水浴場を作っちゃったんですねぇ。 日曜という事もあり大変な賑わいでした。(@_@)
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PowerShot SX50 HS ISO:80 F:5.6 Tv:1/400s |
サッカーW杯期間中という事もあり、軍警察の見回りが多い。 川岸から50mは軍の管轄にあるらしいけど、増水季の水没林一帯はどこまでが軍の管轄か判りません。
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EOS 5D Mark II EF24-105mm F4L IS USM ISO:100 F:4 Tv:1/160s |
海の男みたいな船頭さんだけど、川の男なんだよなぁ。
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EOS 5D Mark II EF24-105mm F4L IS USM ISO:100 F:4 Tv:1/1600s |
この船はソリモンエス川を遡上してペルーへ行く船で、ペルーまで何と15日間も掛かると言うからアマゾン川恐るべし。 ちなみに、アマゾン川河口まで行くフェリーは4日間の旅らしい。(@_@)
ソリモエンス川とネグロ川の合流
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PowerShot SX50 HS ISO:80 F:8 Tv:1/160s |
生暖かく濁ったソリモンエス川の水も飛沫なら気持ち良い。 本当は泳ぎたいところですが、ちょっとだけアマゾン川を体感させて頂きました。(@_@)
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EOS 5D Mark II EF24-105mm F4L IS USM ISO:160 F:5.6 Tv:1/100s |
紅茶じゃありません。 ネグロ川の水の色はこんな感じ。 植物のタンニンが多く、かなり酸性の水です。 昔、アマゾン流域の熱帯魚を飼っていた時は現地の水質に合わせる調整剤を使っていましたが、本当にこんな色なんですなぁ。(@_@)
ちなみにタンニンにより酸性が強くてボウフラが育たないらしい。 なので、マナウス近郊には蚊が少なかった。
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EOS 5D Mark II SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE ISO:100 F:5.6 Tv:1/250s |
写真の右側は陰になっているのではなく、川が黒いのである。 マナウス下流で濁ったソリモエンス川と黒いネグロ川が合流。 川に手を入れてみるとネグロ川は赤茶色で冷たく、ソリモンエス川は泥色で生暖かい感じで全く異なる水質が混ざり合う事無く流れて行くそうです。(@_@)
水没林は不思議がいっぱい
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EOS 5D Mark II SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE ISO:100 F:5.6 Tv:1/125s |
雨期なのでアマゾン川の水位が高く、川周辺のジャングルは水没している。 水没林の中に日当たりが良くて流れが淀んでいる場所にオオオニバスがある。 直径が2m近い葉もあり、子供なら乗れるかも知れない。
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EOS 5D Mark II SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
ISO:125 F:5.6 Tv:1/15s |
6月はアマゾン川の最大水位時期なので、流域のジャングルは水没林となる。 そこには樹齢200年ほどの巨大な木があり、ジャングルの主という感じ。 名前も付いているんですが...忘れてもうた。(@_@)
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EOS 5D Mark II SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE ISO:320 F:5.6 Tv:1/15s |
水没林で巨木に会える人気スポット。 乾季には歩けるジャングルですが、増水季には小船でしか行けません。 ジャングルの中は暗くて想いのほか涼しい。 この辺りもピラニアが釣れそうですが、観光小船が頻繁に来るので釣りはしていられません。(^_^;
迫力のピラルクー
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PowerShot SX50 HS ISO:80 F:5.6 Tv:1/100s |
『旦那、Pirarucuを釣りますか?』と尋ねられたので、迷わず釣ることにしました。 ピラルクーといえば超巨大魚で釣るのは大変だと聞いてました。
んで、連れて行かれたのは釣堀で、体長1m~2mほどの子供ピラルクーを釣らせる場所でした。 子供ピラルクーとはいえ、引きの強さは尋常じゃあ~りません。 「シュポッ」という音を立てて餌を吸い込んで思いっきり引き込まれます。 こりゃ、大人のピラルクーを釣るのは無理ですなぁ。 さて、この釣堀ですが、実際に釣るのではなく、釣り針ではなく、餌を結んだロープになっています。 つまり、ピラルクーへの餌やり体験といった感じでした。 餌3回で250円。
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PowerShot SX50 HS ISO:80 F:5.6 Tv:1/250s |
餌は15cm程の魚で、ロープをこんな感じで巻き付ける。 ピラルクーはそのまんま「シュポッ」という音を立てて吸い込んじゃう。 迫力満点!
動物や野鳥もいろいろ
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PowerShot SX50 HS ISO:125 F:5.6 Tv:1/320s |
水没林の木の枝にイグアナがいますた。 日本の公園でもたまに捨てイグアナがいたりするので珍しくはないですが、野生のイグアナを見るのは初めて。 新芽が好物らしく、他の木に泳いで行くそうです。 しかし、コンデジはなかなかピントが合わない。
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PowerShot SX50 HS ISO:100 F:5.6 Tv:1/320s |
増水季のアマゾン川ツアーなので、動物を見るのはチョット無理。 乾季ならジャングルツアーが良いかもね。 何だか判らない鳥は居ましたが、色鮮やかな鳥は見付けられませんでした。(@_@)
どうやら、オオハシカッコウという鳥...らしい。
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PowerShot SX50 HS ISO:80 F:5.6 Tv:1/400s |
遠くに沈没ボートが...と思ったら、大勢の人を乗せたボートでした。 これ、波を受けたらアウトだよねぇ。 現地の住人はたくましい。
激揺れの船から1200mm相当で撮影するのは、被写体をファインダーに捕らえるのもピントを合せるのも難しいっす。 背景ピントで申し訳ない。m(_ _)m
海の様なアマゾン川
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EOS 5D Mark II SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE ISO:100 F:5.6 Tv:1/200s |
ネグロ川に架かる全長3.6キロのリオネグロ橋。 川の水面より上は鉄筋コンクリートで、日本人が見れば心細いけど、地震が無いブラジルでは細くても大丈夫。 水面より下は鉄で出来ているそうです。 将来的にはサンパウロと陸路で繋がるらしい。(@_@)
ちなみに、人も歩いて通れるそうですが、夜間は歩行禁止になります。 自殺する人がいるからだそうですぅ。m(_ _)m
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PowerShot SX50 HS ISO:80 F:5.6 Tv:1/640s |
海と勘違いする水量のアマゾン川。 サンセットクルーズ気分ですが、間違いなく川なんだよなぁ。(@_@)
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EOS 5D Mark II SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE ISO:100 F:5.6 Tv:1/250s |
渡る風と夕日に染まる水しぶき、そして微かな磯の香り。 マナウスは標高40mしか無いのに水深は200mのところもある。 つまり、海水面より深い訳である。 その広大なアマゾン川、「母なる海」の様に感じる事が出来た旅でした。
(この写真は魚眼レンズを使って水平線に丸みを与えてあります)
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EOS 5D Mark II SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE ISO:100 F:5.6 Tv:1/250s |
クルーズを終えて川面で黄昏るひと時。
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PowerShot SX50 HS ISO:1600 F:5 Tv:1/15s |
本日の夕食はアマゾンの魚料理。 さっぱりした白身魚が多く、日本人としては醤油が欲しくなる。
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