TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B - 絞れば普通に良く写る

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TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B
  Adaptall 2 シリーズの単焦点望遠レンズとして、Adaptall 2 発売の1979年に市場投入された。  光学系は先代の CW-24 と多分同じで、サードパーティー製の24mm広角単焦点レンズとしては売れた方だと思う。

TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B - 1979年発売

レンズ構成

TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B レンズ構成
レンズ構成
 9群10枚構成のレトロフォーカス型広角レンズで、特殊な硝材などは使われていないし、先代の CW-24 と基本的なレンズ構成は変わっていない。 先頭の凹凸凹の3枚のレンズ配置は、この時代のレトロフォーカス型レンズのトレンドで、殆どの一眼レフ用広角レンズが同様の配置になっていた。 それより後ろ側のレンズ配置が各社で異なっていた。
 また、この時代には近接撮影時の像面湾曲による周辺描写の劣化を防ぐために、フローティングフォーカスを採用するメーカーも多かったが、本レンズのフォーカシングは全レンズ固定で全体繰り出し式のままである。 最短撮影距離は0.25m(撮影倍率0.14倍)で、この時代の24mmとしては一般的な近接能力で、絞り羽根は5枚で、フィルター径はΦ55mmである。
 久しぶりにレンズを引っ張り出してみたら、絞りが動かない。 後方から見えるレバーをピンセットで動かしてみると、ゆっくりと絞りが動く。 絞り羽根にオイルが付着しているので、分解して絞り羽根を清掃する必要がある...けど、面倒なので施していない。m(_ _)m

描写特性

遠景描写

 以下の写真は SONY ILCE-9 で撮影したRAW画像をIE Edit Ver.4.0.00.10311 にて、ホワイトバランスは6000°Kに設定し、Dレンジオプティマイザーはオフに設定して現像してあります。
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F2.5
絞り:F2.5
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F4
絞り:4
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F5.6
絞り:F5.6
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F8
絞り:F8
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F11
絞り:F11
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F16
絞り:F16
 絞り開放では画面中央付近でもフレアっぽいソフトな描写で、画面周辺ほど描写が悪化し、画面隅ではボヤけている。 F4に絞ると画面中央付近はスッキリとして良い描写になるが、画面周辺~隅はまだボヤけている。 F5.6まで絞ると解像感は低めだけど画面隅でも使える描写になり、中央付近のピークは絞りF8だろう。 F11まで絞れば画面隅も充分な描写となるが、画面中央付近は回折の影響が出始める。 風景写真で画面隅も必要ならF11まで絞った方が良いが、それより絞ると回折の影響でボヤけてしまう。
 また、大き目の周辺光量落ちがあり、補正しないと効果としては使い難い。 絞れば徐々に改善し、F8で解消する。 なお、発色が暖色系に寄っているので、オートホワイトバランスでもコケる(特にソニー機では)シーンがありそうだ。 ちなみに、放射線測定器でレンズの線量率を測定しても大きな値は出なかったので、アトムレンズではない。

一般撮影

 以下の写真は SONY ILCE-9 で撮影したRAW画像をIE Edit Ver.4.0.00.10311 にて、ホワイトバランスをオートに設定し、Dレンジオプティマイザーもオートに設定して現像してあります。 なお、記載の絞り値は撮影時の記憶に頼っているので、間違っているかも知れません。m(_ _)m
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F2.5
絞り:F2.5
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F2.5
絞り:F2.5
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F5.6
絞り:F5.6
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F2.5
絞り:F2.5
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F5.6
絞り:F5.6
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F11
絞り:F11
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F2.5
絞り:F2.5
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F11
絞り:F11
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F2.5
絞り:F3.2
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F5.6
絞り:F5.6
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F4
絞り:F4
TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B 絞り:F2.5
絞り:F3.2
 絞り開放では画面周辺から隅にかけて描写が悪いので、立体的な被写体なら像高5~6割付近に配置し、他はボカしてしまえば周辺から隅にかけての描写の悪さは目立たない。 ただし、後ボケが2線ボケになるので、ザワついてしまうけど、個性として諦めよう。
 遠景ではF11まで絞らないと画面隅の描写は厳しいけど、画面隅を捨てればF5.6で許せる描写になる。 ただし、画面周辺~隅では輝度差がある部分にフリンジが発生するので、現代ならアプリで補正できる。

 天気が良くなかった影響もあり、発色が暖色系に寄っているレンズでは、ソニー機のAWB(オートホワイトバランス)がコケているシーンが多い。 寺の地蔵さんはこんな色ではなかったけど、AWBが夕日での撮影と勘違いしている(白優先なのに)のか、白の引き込みが下手クソなのは、ソニー機あるあるだろう。 AWBと5000KでのManual WBとで比較現像してみた。
ホワイトバランス比較 絞り:F5.6(ダブルクリックで拡大)

あとがき

 TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B は先代の CW-24 と共に人気があったと思う。 各カメラメーカー純正の24mmを買い揃えるのは無理(僕はね)なので、ニコンとミノルタ以外のカメラには TAMRON 24mm F/2.5 Model 01B を装着して、F5.6まで絞れば画面両端が切られるプリントなら十分な描写だった...という印象がある。 1970年代には NIKKOR-N・C Auto 1:2.8 f=24mm を常用していて、1980年代に手放していたけど、ニコン機に Model 01B を装着した記憶は...ないなぁ。

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