Auto White Balance

SONY機のAWBは1世代以上遅れていると思う
昔の銀塩カメラ時代は日中撮影にはデイライト用フィルムを使い、電球照明の屋内撮影ではタングステンライト用フィルムを使ったりしてホワイトバランスを保つ努力をしていた。 フィルムだけではホワイトバランスの過不足があるので何種類もの補正フィルターが発売されていたけど、今では準絶睦危惧種になってしまった。

さて、デジカメ時代になってからは撮影した画像データを現像処理する時にRGB比をコントロールする Auto White Balance(AWB) 機能が搭載され、世代を重ねるごとにホワイトバランスの精度が向上した。 ところが、ソニーさんのAWBは一世代以上前のカメラみたいにおかしいと感じる。

森の中で人物を撮影するとゾンビの様な肌色になるし、他社機のAWBで結構綺麗に仕上がるシーンでも妙な色合いに仕上げてくれる。 白サーチや引き込みのアルゴリズムがおっぺけぺぇな感じだ。



人工照明下でのソニーのAWBは綺麗に仕上がらない
ソニーのオートホワイトバランスは綺麗な色味に仕上がらないだけでなく、画面内の様々な要因に引きずられる傾向が強いと思う。

また、この記事でも書いたけど、カメラを床に向けていた場合のEVFのホワイトバランスが絶句する様な色味にロックされてしまう事も含めてAWBは怖くて使いにくい。

ソニー機ではCustom WBを使わなければならない場合が多い
オートホワイトバランスの能力が低いためカスタムホワイトバランスに頼る事が多くなる。 キスクラ内との照明バランスが異なる場合が多いので、いちいち切り換えるのは面倒...瞬時に設定を切り換え難いカメラなのだ。

他社機のAWBはソニーよりず~とまともだ
他社機ではオートホワイトバランスが大外れする事は殆どないし安定している。 この写真の色味は「現場の見た目」にかなり近いけど、個人的には「印象」を考慮して補正して使用する事もある。

この写真はRAW撮影してAWBで現像したのが上の写真で、下の写真は撮影時のカスタム設定のままカメラが吐いたJPEG写真である。 アンバーを+2して「女性の色気」を演出させている。 両方ともピクチャースタイルは「Fine Sports V4」という私のカスタムスタイルである。
キヤノンで撮影する場合の私の標準発色がっこれ

RAW撮影して後処理する様な風景撮影やポトレならおっぺけぺなAWBでも良いけど、大量に撮影する事が多いスポーツ撮影ではカメラJPEGの仕上がりが重要だ。 ソニーさんにはそこんところを良く考えて開発して貰いたい。

何人かの写真家さんに私の「印象色重視」カスタムスタイルを使って頂いているけど満足して使っている様だ。 AWBが腐っているSONY機でもカスタムスタイルを設定出来れば良いんだけどなぁ。
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