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| LZOS MC MTO-11CA 10/1000 + HASSELBLAD 205 TCC |
中版サイズのイメージサークルがあると言われる LZOS MC MTO-11CA 10/1000 に HASSELBLAD 205 TCC を装着してみた。
LZOS MC MTO-11CA 10/1000
レンズ構成
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| レンズ構成(多分) |
LZOS MC MTO-11CA 10/1000 は焦点距離が1000mmで、ロシアLZOS(リトカリノ光学ガラス工場の略)社の古典的なマクストフ・カセグレイン型のカタディオプトリック光学系である。 レンズの名称にある MTO とは
Maksutov
Tele-
Objektiv の略で、レンズ型式をそのまま表していて、マクストフ型は優秀な天体望遠鏡として有名だ。 フォーカシングは前群繰出し式で、大きな第1メニスカスレンズに接着されている副鏡も一緒に繰り出される。 ヘリコイドが重くてピント合わせ時にブレブレする事に加えて、焦点側光束が細いF10なのでピントピークの位置を判断し難い。 なお、このレンズはフランジバックを延長している事もあり、実質的な明るさはF16に近いと思う。
マウント変換
このレンズのマウント部はT2マウントの様なインターフェースになっているので、工夫すれば市販のT2->M42マウントアダプターを装着出来る。 T2->M42マウントアダプターを介して HASSELBLAD 205 TCC を装着してみた。
- MTO-11CA → M42P1.0 T2アダプター外枠
- M42P1.0 → M65P1.0 アダプターリング
- M65P1.0 → ハッセルVマウント アダプター
M42P1.0 T2アダプター外枠の3点止めイモネジは長くて先端にテーパーが付いたものに変更しないと、しっかりと装着出来ない。
中版描写特性
遠景描写
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| HASSELBLAD 205 TCC Tv:1/90s Film:Kotak E100G |
遠景描写はなかなか良い描写で、135版カメラで撮影するより良い描写だと感じる。 6x6cm版だと135版より観察倍率が低いので当然だけどね。 ただし、ファインダーでは画面極四隅が結構暗くなる感じる程度だったけど、フィルムで撮影した結果ではハッキリとケラレている。 イメージサークルは6x4.5cm版なら充分だけど、6x6cm版はカバー出来ていない。
近接描写
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| HASSELBLAD 205 TCC Tv:1/45s Film:Kotak E100G ストロボ使用 |
距離約3.5mでクローズアップ的な写真も撮影できるので、室内で鉢植えを撮影してみた。 遠景では画面四隅がケラレてしまったけど、近接だと四隅がぎりぎりセーフという感じだ。
近くに来たすずめでも大きく写せそうだけど、ちょこまか動くものにピントを合わるのは無理だ。 なお、室内の鉢植えはエラク暗かったので、SUNPAK製ストロボ B3600DX + HA-2D を使ってストロボ光と室内照明と外光とを併用したTTL調光なので発色が妙てある。
あとがき
1000mmという焦点距離が中版フィルム撮影でも遠景の圧縮効果を与えてくれるし、マクロ的な写真を長いワーキングディスタンスで撮影できる。 でも、今やフィルムはお金持ちだけが買える高額商品だし、現像代も高いし現像日数も長い。 フィルムが絶滅寸前な状況で「あえてこのレンズで中版フィルム撮影したい」という気にならないのが正直な感想だ。
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